ふるさとの村、柏。 きれいな海と山にかこまれた自然の美しい所です。いまは立派な道路やトンネルが抜け真珠養殖により豊かな村になりました。
私が中学生の頃は、段々畑で半農半漁のくらし、海ぞいの曲がりくねった砂利道をバスが窮屈そうに通るへき地でした。
その頃は海が透きとおるようにきれいでした。ことに五月の麦が実る季節は 青い鏡のような海面に、柏崎の段々畑の黄色が写り、まるで印象派の絵のようでした。麦秋の季節でした。労働は大変なものでした。段々畑の畑作も昭和60年代には終わりをつげました。真珠養殖の栄華もきえ昔の村に戻りました。役場が消え支所になり村も町になりました。
(ふるさとの夏風景) |
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