ふるさとの風景
石灯篭
柏の奥への道ぞいに古い石灯篭が立っている場所がある。
私が幼少の頃はそこに神社風な大きな家もあった。この石灯篭は大人の背丈より高く立派なものなので、何かの由緒があるだろうと思う。
まえ父に尋ねたが父も知らなかった。村史には縁起が書かれているかもしれない。保存はこの地区の人達がしているが、昔からあるものを壊してはいけないという敬虔な気持によるものだろう。不思議な石灯篭だ。
誰かが、いつの時代かに、何かの目的で建立したのは間違いないが、私にはわからなかった。灯篭は神社仏閣にちなむものなので、昔ここに相当の建物があったのではないか、と思う。
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