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海岸には立て看板に注意書きがあった。
干潮になると波うちぎわが85度の温泉状態になるので気をつけるように、という表示である。
パンフレットを読むと、このあたりの海岸はちょうど温泉の噴出地域で、地下から高熱の温水(温泉)が湧き出ており、それが海岸の砂をあたためている。分析するとその高熱の温水とは海水ではなく、古代に地下水脈として蓄えられた「古代水」らしい。だんだん「ありがたみ」が増してくる。
昔から近郊の農家の人が農閑期に湯治に訪れていた温泉である。効能は血液浄化、神経痛、腰痛など。高血圧の人には向かない。 |
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