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バンド唯一のガットギター。領家所有。ガットギターとはテニスのガットのような、ナイロン弦用のギターで、クラシックギターとしてお馴染み。 ガットギターが欲しくて、あれこれ試奏した結果、一番しっくりきたのがこのギターだったという。発売当時には、夜景の見える部屋でブランデーグラスをそばに置き、ヘッドホンを耳にあて弦をつまびくオシャレな大人の道楽品というPRだったと思うが、子供や奥さんに文句を言われず、こっそりと夜中に楽しむ家庭円満の一品という性格に惹かれたのも購入の一因にあろう。 ヘッドホンの音色は最高に気持ちいいとのことで、専ら家で弾いていたらしいが、サンババにも使えるのではと試したところ、意外にＯＫ。ベース音が寂しいのが難点だが、アンサンブルの幅が広がり、今では欠かせない存在になっている。ちゃんとしたエレガットがあるに超した事はないが。 ステージでは、カホンと共に注目度が高く、コミュニケーションのツールとしても役立つ。ライブでの酷使にご立腹の本器は、一度電子部分が故障したが、今はステージで元気な姿を見せている。 |