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カホンという打楽器。ラテン・アメリカ発祥の手で叩く木箱の太鼓で、かって奴隷としてラテン・アメリカ各地に連行され、太鼓の使用を禁止されたアフリカ人達がその代用に貨物運搬用の木製の箱を使用したのが始まり。シュラグベルグ社はドイツの打楽器専門メーカー。 ちょうどサンババを始めた頃に松田が入手。フラメンコのダンスチームとのジョイントなどをきっかけに入手したのではないかと推察される。 この楽器、今、ブームなのかは知らないが、宮崎ではよく見かけるようになった。叩く場所によってドラムセットのような音が出るので、ドラムの持ち込めないアコースティックな現場ではこの上なく重宝する。そんな現場が増えてきたのが先か、カホンが増えてきたのが先か、いろんなステージで目にするようになった。この楽器、上に座って叩くため、椅子さえも不要というから、感謝を通り越して足を向けて寝られない。 領家がベースを握る時以外は、このカホンが活躍する。アコースティックギター2本に絡む、このカホンの音色をぜひ体験してほしい。たまにドラムに移り損ね、アップテンポの曲を必死に叩く松田の姿も見逃す事はできない。 |