話し方教室
2月1日
−伊丹空港の屋上花壇−
 暖冬なので元気に咲いている
各人のスピーチに対して先生から感想と指導があった。私はしゃべる時の姿勢がやや前かがみになりがち、なのですこし胸を張るほうがよい、と指摘。

Yさんへは「もう少し声を(大きく)出しましょう。センテンスが長くならないようにしましょう。(例)私には3歳の子供がいまして…→私には3歳の子供がいます。
Kさんへは、「テキストをお閉め下さい。」よりも「テキストをとじて下さい。」の表現のほうが良いと指導あり。

Kさんが、話の材料の配列について講義した。いくつかの項目があるが、「なぜ配列が必要なのか?」ということから入っていかないと相手に訴える力が弱い、と指摘。表題のあと必ず短く具体例で補強する必要あり。
これは「発声練習」の標準的なパターンです。
普通なら「アイウエオ」と言うところですが、わざと発音しにくいように「エ・ア・オ」を加えています。最下列は鼻濁音です。練習方法は三とおりあります。

@ふつうのスピードで、  早くなく遅くなく、
Aゆつくり、  これは一音一音ゆっくり丁寧に発音。
B早口で、(といってもトチらない速度にする)

日本人がニガ手な発音はラ行、サ行、タ行が多い。
電話帳にラ行の姓が少ないことでも証明される。
ダカラ→ダカアになりがち。きちんと舌をはねる。

サ行。
植樹、食事、の差がちゃんと発音できますか?
ショクジュ  ショクジ
発声練習というのは、料理する前に包丁を研ぐのと同じです。
ホーイング747(国際線)
さて先週ダンディ・パパが予告した客室乗務員卒のT子さんが講座に参加することになった。予想どおり容姿端麗嬢で彼女の講習がはじまると、我々は全員飛行機に乗って聞いている気分である。

質問コーナーの時にきいてみると「国内は(路線のあるところは)無料で旅できる。外国も9割引きです。」の答えに全員「いいなぁ〜」の声しきり。

現在は〈養成校で教壇に立つ〉立場だが、スキルアップのために上六校で勉強している、という頑張り屋さんである。
最近世間でよく言われる「コミニュケーション能力」とは、相手を理解する能力をさす。これが欠如するが故の悲惨な事件が多くなった…と彼女。
  発声に特徴(クセ)のある人へ、

これは完全無欠の人がいないように誰でも多少のクセはある。しかし「あなたの発音は○行にちょっとクセがありますね、」と指摘されたら直さなければいけない。直すには自分の特徴(クセ)がどの程度かを確認する必要がある。それには自分のしゃべりをラジカセなどで録音して聴くのが早道だ。

マイク付きのラジカセを机上に置き、それに正対してラジカセに向かってしゃべってみる。スピーチの練習にもなる。
ラジカセと自分との距離が30p程度なら雑音なく録音できる。再生して聴くと自分のクセが面白い程よくわかる。気になる発音を見つけたら、それを意識的に直す。

直す方法はその音を丁寧にゆっくり言うことにつきる。たいていは早口がゆえにその発音が不明瞭になるケースが多い。

(ひとくちアドバイス)
ラジカセの下にタオルなど敷くと机板との共鳴音を断ち一層きれいに録音できます。ラジカセでなく録音のできるMDウォークマンでもよい。録音専用のマイクを使用するときは口との距離は15pくらい離したほうがよく録れる。
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