話し方体験記
(スピーチ例) 5月24日
同じスピーチ素材ですが、1回スピーチした後、どうも焦点がしぼりきれず訴求力が弱いと感じたので、構成を少し変えました。後者のほうがより明確なスピーチ稿になったと思います。前者はやや理屈っぽく、後者は感情に訴える内容になりました。これも推敲のひとつでしょう。

 スピーチ稿(2分)
                      こんな人もいる
                                           ひろりん 5月24日

今朝の毎日新聞にびっくりするような記事がありました。
それは岡山大学付属病院の精神科の医師「流王 雄太」さんのことです。流王さんは高校一年生の時にラグビー部に入っていましたが、練習中に首の頚椎を傷め半身不随になってしまいました。しかし肩だけがわずかに動くことを利用して、指先に固定したペンを動かして勉強に励み、岡山大学に合格、車椅子で入学しました。4年になりましたが、身体が不自由なため就職先がありません。
ここからが流王さんのすごいところです。


岡山大学の今度は医学部に入学、医師国家試験に合格、現在では岡山大学付属病院の精神科の医師として活躍中です。診察は自分が車椅子に座ったままします。
流王さんが常に言う言葉は「一生懸命生きればいいんだよ、自分を余分に苦しめてはいかんよ!」ということです。

しかし皆さん、何か自分に悪い所があって病院に行ったら、車イスの先生が出てきて、「あなた、どこが悪いんですか?」と言われたら…少々の病気は治ってしまいます。特に引きこもりの少年などは、自分の甘さ加減を恥しく思うでしょう…。
この先生のモットーは「夢をあきらめてはいかん!」というのが口癖です。まことに努力というのはこうことなんだ、と痛感させられました。人間というのは一心になればすごいことが出来る…

できない、のは、できないのじゃなくて、「やらない」ことの言い訳なんだ、と気がつきました。


 スピーチ稿(2分)
            「夢をあきらめないで」
                           ひろりん 5月31日


岡村孝子さんの歌に「夢をあきらめないで」というのがあります。
〈負けないように、悔やまぬように、あなたらしく輝いてね!心配なんてずっとしないで、熱く輝く瞳が好きだわ…〉という、これは予備校に通う若者をはげますCMソングです。私の好きな歌です。

5月24日の毎日新聞にびっくりするような記事がありました。
それは岡山大学付属病院の精神科の医師「流王
雄太」さんのことです。流王さんは高校一年生の時にラグビー部に入っていましたが、練習中に首の頚椎を傷め半身不随になってしまいました。しかし肩だけがわずかに動くことを利用して、指先に固定したペンを動かして勉強に励み、岡山大学に合格、車椅子で入学しました。
4年になりましたが、身体が不自由なため就職先がありません。ここからが流王さんのすごいところです。

今度は岡山大学の医学部に入学、医師国家試験に合格して、現在では岡山大学付属病院の精神科の医師として活躍中です。診察は自分が車椅子に座ったままします。流王さんが常に言う言葉は「自分をいじめちゃいかんよ、一生懸命生きればいいんだよ、」そして「夢をあきらめてはいかん!」ということです。

しかし皆さん、何か自分に悪い所があって病院に行ったら、車イスの先生が出てきて、「あなた、どこが悪いんですか?」と言われたら…少々の病気は治ってしまいます。特に引きこもりの少年などは、自分の甘さ加減を恥しく思うでしょう…。

もし私が同じ立場だったらどうするでしょう…学校側の管理責任を追及して裁判を起こしたり、「もう、こんな体になったんだから今さら何をしてもダメだ…」と自分の運命をのろい、諦めてしまうような気がします。

しかし、人間というのは一心になればすごいことが出来るものですね。そのエネルギーは「夢」を持つことからどんどん湧き出てくるものなんですね…。私も「夢をあきらめてはいけない!」と自分に言いきかせました。とても心に残る記事でした。



                           −この歌は1987年(昭和62年)のヒット曲−
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