話し方体験記
スピーチ例 (7月 12日)
  
スピーチ稿(1分30秒)  
                     寄席で学ぶ
                                           7月12日

先日、東京へ行った時、落語を生でききたいと思って寄席に行きました。
千代田区の永田町にある国立演芸場です。国立だけあって入場料金も安く、主に若手落語家の話がきけました。

プログラムを見ると、春風亭○○。桂○○。柳屋○○という、きいたような名前の知らない若手落語家が出演していました。
やはり初めは「前座ばなし」といって、かけ出しの若手が高座に出ます。
「え〜一席おわらいを申し上げます。」と羽織着物姿で扇子を片手に座布団の上で話し始めます。

値段も安いこともあって客も常連さんが多く、私の隣の席は、お年寄で、じ〜っと寝ているのかなと思ったら、寝ながら聞いている…という、お客のほうが芸が細かい人もいました。

ふつう私達はテレビで落語を見ます。テレビに出るのはかなり上手い人です。上手い人の演じる話というのは自然に見えます。ところが、前座をやる若手はそうはいきません。


声の強弱、目線のつかい方、しぐさやセリフ、とれをとっても「今一歩」なんです。
しかし私には、その方が勉強になりました。「あ、あれじゃあいけないな…」と感じるところが多くありました。

勉強というのは、上手い人を見るのも勉強になりますが、下手な人を見るのも勉強になります。むしろ下手な人を見るほうが、失敗例がよくわかり、私には勉強になりました。


  スピーチ稿(2分)
                     「贈る言葉」
                                           7月12日

この半年間の感想です。

1、よい先生に恵まれた。三品先生はとてもすごいです。
2、梅田教室の一期生ということで、皆はじめてのよいクラスメイトに恵まれた。

大阪は私にとって知らない所でしたが、勉強を通じてビジネスとは違うレベルの、普通に大阪で暮らしている人達とのおつき合いができたことは、とてもありがたく貴重なものでした。
遊び友達より「学び友達」というのは、人間関係の中では最高なんです。齢は違っても「同級生」。同級生というのは、たとえ学ぶ期間が短くても強く印象に残るものです。楽しい半年でした。

ではクラスメイトに贈る言葉です。
Yさん、支店長というビジネスの第一線に立ちながら「なお学ぶ」という心がけは立派です。いちど坊主になって見えた時はビックリしました。

Sさん。忙しい会社を木曜は休日をとって練習、スピーチフェスティバルではぶっちぎりの優勝すごかったです。スピーチ作りをくるしみながら楽しまれているなあ…と感じました。

Hiさん、新人類が成長したらこういう人になるのかな…という…私にはいささか衝撃でしたが、軽やかで逞しい生き方、柳こそが強い風に耐えうるといわれます。スピーチは後半、どんどん上手くなりました。その理由はあきらかにできませんが、研究熱心こそ上達の秘訣です。

さん、笑顔がステキですね〜こんなに笑顔が素敵にな人に初めて会いました。パワーのある上手なしゃべり、それに「ロジカルな味つけ」をすればすぐ先生に追いつきます。
二年後くらいには「上六の教師欄」にお顔が載っているかもしれません。短い期間でしたが、私とは一番波長が合って楽しかったです。


これからは皆さんと「一期会(いちご会)」という親睦会を作って、時々は授業を見学したり、宮崎にも遊びに来てほしいと思います。ありがとうございました。

長く(約半年間)この「話し方体験記」を執筆しましたが、7月12日で講習を修了しましたので、ひとまず報告記は終了します。ご愛読ありがとうございました。
今後は「土・日講習」などについて不定期に載せることにします。

なお今秋10月からは市内の小戸公民館、佐土原町那珂公民館で「話し方教室」を開講します。大阪で学んだことを基にして教習します。この報告記については次ページから掲載いたします。 筆者
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