話し方体験記
7月 5日
   鹿児島空港(鹿児島県溝辺町)
この空港から鹿児島市内までは1時間だが10分おきにシャトルパスがある。宮崎までは2時間。離島便もあり地方空港としては大規模だ。しかし山間にある空港である。
鹿児島空港から大阪へ向かった。宮崎⇔大阪はプロペラ機が多く定員が少ない。早朝便ならとれるが、金曜午前の一般コースを見学して先生の講義をききたい。鹿児島から大阪はジェット機なので指定時間がとりやすい。ただ鹿児島空港までは高速バスで2時間かかる。

イントロから連想ゲームまで私がした。テンポアップしたのが良かったと先生の指摘。司会はHiさん。だいぶ(聴衆と)距離感がなくなった。ひとり走りがなくなった、と先生の指摘。

Yさん:キッザニアに行きパン作りをした。Fさん:テレビをデジタルに買い換え「こうもりの超音波」番組を見た。Sさん:関西生産性本部の研修に出席したら講師がポケットに手を入れたまま話していた。

私:脳の不思議/すべて過去の映像を見ている。Hiさん:バーベキューに集まった子供達がファミコンで遊ぶ。新人類の子供はマルチ人類か?
桜島のパネル写真
空港のロビーにあった写真です。鹿児島のシンボルは桜島。錦江湾の中心にある活火山。「わが胸の燃える思いに比ぶれば 煙は薄し桜島山」という歌がある。
先生から、Yさんの「キッザニア」は紹介だけに終るのでなく、最後のしめが「こうして労働の大切さを幼時から教えておくとニートが減るかもしれませんね、」など結ぶと効果的です。スピーチは終り方も考えておきましょうと指摘。

同じ話材でも、どう料理するかによってかなり違ってくる。
「講義」Sさん:話材あつめ。スピーチの3要素は「自分の伝えたい思い/まとめられた原稿/十分な練習」です。先生から立ち位置。そして指示棒をぶらぶらしないようにと指導あり。常に話し手(プレゼンター)はメインにいるようにする。

Yさん:「話材について」。話すネタがない…という人がいるが、いろんな所にある。ドラエモンのポケットのように相手に合わせて出すことが大事。先生からは「講義らしく」なってきた。ただし同じテンポすぎる。

強弱速遅を工夫すべしと指導。Hiさん:表現の原則「わかりやすく言う」。
JALのMD-90
鹿児島から大阪へはこれに乗った。定員は160人。宮崎からのボンバル機の倍以上だ。早くて静かなジェット機。スチュワーデスは4人乗っていた!
同音異語「カナイです。金井−家内?」。農夫肺−脳腐敗?先生からの評。もうすこし「ゆっくり」話して下さい。特にキーポイントとなる部分は丁寧にわかりやすく言うことが必要です。

Fさん:納得スピーチ「話し方で人生が変わる」。
皆さんは自分の話し方を意識したことがありますか?どうせ若くないし…時間もないし…の意識を変えてプラス志向にしましょう。

2日間コースに行ってみよう!で自分を変えることができます。久間防衛大臣は「しょうがない」の一言で人生がコロッと変わった。自分の夢や目標は他人に話すことでより達成が加速されるものです。

各人からの評。「内容が多すぎる。ひとつの材料にしぼり込んだほうがわかりやすい。前おきは短少にして久間大臣の例だけでこの話は完成できるはず…」などのアドバイスがあった。

私:「自己開発」いい訳けと積極人間になるには。
大阪マルビルの庭
授業のあと、スターバックスのコーヒーを飲みながらスピーチの感想などを話し合った。梅田校インストラクターコース一期生の親睦会を作り、二ヶ月に一回くらいは「授業見学」と会食ミーティングをしよう、ということになった。
ここは若い人の姿も多く、ホテル庭というより大学の校庭のような雰囲気がある。
各人のスピーチ。Yさん:商品説明をDVDなどを使わず「しゃべり」で試みたら良い反応があった。アナログは気持に訴えるものが映像より強い。

これは飛行機でモニターTVでライフジャケットの使用説明を見るより実際にスチュワーデスが実演するほうがわかりやすいのと同じだ。機械より人のほうが訴求力がある。

私:「あざやかな場面」。Sさん:「生きがい」について、心理学者のユング〈朝めざめて、その日のうちにしなければならない仕事がある人は幸せだ〉。話し方教室も毎週話材つくりなど大変だが、それを楽しんでいる自分がいる。

Fさん:デジタル46インチのテレビを購入した。店によって対応が違う。Y店、K店など3店をめぐり一番誠実な対応の店から購入した。配達にも心配りがあった。

授業のあと大阪マルビルのスターバックスに寄って「おしゃべり」。親睦会「一期会(いちごかい)」を作り、世話役は在阪のSさん、Fさんにお願いすることになった。
御堂筋の緑並木
翌日は本町校の一般コースを見学。Fさんも参加した。これまで連想ゲームは「しりとり/カタカナ語/人物/料理」などをテーマにしたが、今日は「夏」をテーマにやりましょう。

先生の講義をきく。「準備の仕方」。人に話す時は十分にチェック(準備)しないとその話を受け入れてもらえない。詳細は下欄で紹介する。

御堂筋の銀杏並木もいちだんと濃くなった。地下鉄の本町駅で下車、3番口から出ると教室に近い。都心ながら銀杏並木の緑が目を慰める。私にとって「あざやかな場面」だ。秋の黄葉の時期にまた訪れてみたい…。
        「準備のしかた」

○何故準備が必要なのか?  −外面的欲求(させられる)と内面的な欲求(したい)−
  ・恐怖心をとる。  無知・準備不足なことはコワイと感じる。冒険家の植村直己さん。
  ・自信をつける。  料理でも自慢料理は人に早く食べさせたいと思う。 
  ・アガリをとる。   強制的にさせられるから、イヤだな…アガる。内面的欲求にきりかえる。

○普段の準備、(日程は未定のとき)
  ・話材あつめ、整理・書き留めておく。
○直接の準備、(日程決定)
  ・内容に入る前にチェックすること…
    ・何の為に話すのか(目的)     主題のずれがないように…(結婚式で会社の自慢話)
    ・誰に話すのか   (聞き手)    年齢層や性別
    ・いつ話すのか   (日時)     朝なのか夜なのか
    ・どこで話すのか  (場所)     街頭か室内か
    ・どのような立場で話すのか(立場)個人として話すのは井戸端会議だ。久間大臣の実例。
    ・何分話すのか   (時間)     話材やエピソードの多少。

○話は目的がある。目的が達成された時に効果が生ずる。
   (話の目的) ・様子や効果を報せる。       報告。
            ・事柄や意味をわからせる。    説明。
            ・心を動かし納得・行動させる。  説得。 
            ・考え方や行い等を改めさせる。 忠告。
            ・心に深く感じさせる。       共感。
            ・良い点を認めてあげる。      称賛。

〇ほかにFさんが先生から教えられたことをすこしメモした。
参加者の顔と名前を意識するため2分程度のミニ会話タイムを作る。隣り同士の組み合わせを順次変えて会話させる。証拠にサインをもらう。
〇講師の話をきいて「変える/変えない」は本人の問題である。変えるところまで行かなくても、「変えよう」という気づきになれば効果はある。交通指導員の顔の表情。年とると顔の表情に緊張感がなくなってくる人が多い。表情は相手に与える効果が大きい。プラスの印象を与えたければ笑顔で接しましょう。

〇私達は結局〈自分が想定したような〉人生を生きている。心の中にある願望に添って行動する
からそうなる。だから心の中に自分の夢を描くことは大事なことである。

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