今度は日立のエレベーターに不具合がみつかりました。
札幌市の２３階建ての複合ビルにある、センチューリーロイヤルホテルの従業員が、最近エレベーターの動く音がおかしいので気になり、連絡して調べてもらったところワイヤーロープが一本切れているのが見つかりました。

国鉄の保線区の工員だった人が国鉄を退職し、汽車が好きなものですから、線路の近くの家賃の安い家に住んで日々、汽車の通る音をききながらのんびり暮らしていました。ある朝、一番列車が通る音をなに気なく聴いていますと、線路の響きがいつもより違います。「これはおかしい…」と、思って見に行ってみると案の定レールを留めるボルトが壊れています。すぐさま家に引き返し、昔使った工具でボルトを締めなおしました。

このまま気がつかず放っておいたら脱線事故につながるところでした。
人の勘というのはすごいものです。事故を未然に防ぐのはコンピュータではありません。