話し方教室体験記
5月10日
新緑の御堂筋
道ぞいを歩くといくつかの彫刻像がある。その中に秋田の十和田湖畔に立つ「乙女の像」があった。ご存知高村光太郎の傑作である。実物よりやや縮尺してある。
いつのまにか御堂筋の銀杏並木の新緑が濃くなっていた。本町教室をはじめて訪れた時は冬風景だった。梅田教室では松本さん入会、永井さん見学。はじめにスピーチフェスティバル最優秀賞のSさんの記録ビデオを見た。

イントロ・進行と連想ゲームまでをSさんがした。先生からの指導は、深呼吸は皆に(描写しながら)させる、という観点でする。語り手を前のほうへお迎えする…という気持を進行者は持つことが大事だ。

1分スピーチ、私「ゼントルマンの条件」。Yさん「スターバックスでカップルの会話」。Sさん「13歳からの論理ハート」。説得スピーチ、HIさん「ペルー旅行と麻卓の世界」。Sさん「新入社員の配属先きまる。指導の要領」

講義、Yさん、「表現の原則」。私「表現の原則後半」、標語紙を用意したので説明がラクだった。しかし手の仕草に無駄があり。松本さん「点訳奉仕ボランティアをしています。」アイコンタクトがよくできていた。
永井さん「新人を教育することの難しさ」、やや早口しゃべりなのが残念。その後1分の即題スピーチと30秒の即題スピーチをした。題は演席のスケッチブックに書いてあるものをする。

進行は私。評はサンドイッチ話法の練習。「講義」の続編。Yさんの転勤(川崎市)きまる。継続受講の強い意思あり。
翌日は午前中に本町校の一般コース見学をした。

先生が「表現の原則」の講義、〈いちばん気になるのは自分〉である。自分を認めてもらいたい、という基本欲求が人にはある。現在の社会の荒廃の一因は「お互いが認めあうことが薄い社会」にある。

欲求のパターン。生理的な生存欲求→安全→愛情・所属→承認→自己実現。(マスローの欲求五段階)

最近はサンドイッチ話法以外にイエス・クエスチョンという〈返事〉もある。私のスピーチ「だろう運転は事故のもと」(次頁)
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