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館庭に咲くケイトウ |
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小戸公民館での「話し方教室」3回目。
席の座る位置を前週と替え、隣の人と会話することをすすめた。これは「会話をする」ことで人の「印象度」は確実に良化することが狙いである。人間は体が大きいので、黙って隣にいることは圧迫感や不気味感を与える。
これの解消は会話しかない。黙っていることは「ひかえめ」ではない。マイナスイメージを与える。特に初対面の会合の席ではそうなりがち。
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饒舌はいけないが「軽い話題」は、その場の緊張感をほぐす効果がある。
司会の希望者には司会の「実習」をしてもらった。たいていの人は観客の眼がコワイと感ずる。本当は怖くないのだが緊張感がなせるのだ。これを乗り越えるには「場数をふむ」ことしかない。何度も人の前に出ることで解消する。平気になる。
@1分間自己紹介。
今回からタイマー設定を50秒にした。ピピピがきこえたらまとめればよい。これでだいぶ気がラクになった。自己紹介というのは簡単だが、記憶要素が大きいので、練習してきた人と練習不足の人の差がはっきりわかる。おおむね良かった。練習を何度もすると、どんどん良くなる。内容的には難しいものではない。練習をつみ「寝言でも言える」ようにしておく。パターンを憶えてしまえばラクである。
「自己紹介」で、気がついた諸点を書いておきます。名前の文字を言う場合は苗字だけの紹介に留める。下の名前の字の紹介は省くとスッキリきこえる。
(例)、石原は石原裕次郎の石原です。これは良いが、下の名前説明はこの場では省く。
(例)、黒木さんは、「宮崎に多い名前です。黒い木と書きます。」が良い。
そのあとは、現在住んでいる住所を言う。
宮崎市の□□□町に住んでいます。…その人がどこに住んでいるのか案外気になるものである。=出身は鹿児島県です。とか大分県です=とかは、いらない。
趣味の紹介は「ひとつ」に留める。私は趣味が多くて…釣りとゴルフと山登りあれこれ多趣味でございます…と言われても印象に残らない。一番熱中している趣味と、それを趣味にしている「良さ、楽しさ」などを述べる。
さしつかえなければ、男性は「どんな仕事をしているか」「どんな仕事をしてきたか」。少人数の会合なら勤務先を述べる。隠さなければいけない所で働いている人はいないはず。
立ち姿は手を前にし、下腹のあたりで軽く組む。うしろ手に組むのは威張ったイメージになるのでダメ。
◎次週の「1分間自己紹介」は、幼稚園の父母または祖父母参観に行った場合を想定してする。子供(孫)は、その幼稚園のバラ組の園児である。担任は山下先生。話の中に入れてほしいことは、子供(孫)が幼稚園に行って友達と遊ぶことをいつも「楽しみ」にしていること、先生にお世話になっていることのお礼…。
「え〜」という場つなぎ声をなるべく省く。
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