話し方教室
那珂公民館 11月22日
本格的に寒くなりました。11月は霜月ともいいます。年末を控えてなにかと忙しくなる時期です。

23日の「ユニセフ宮崎県支部」イオン・クリスマスコンサートを見に来てくださった方、ありがとうございました。だっこちゃんサンタを募金記念に私は進行役をしました。

何度もやっていると慣れるものです。この「慣れる」ということはとても大切です。1回目より2回目のほうが上手になります。階段を上がるのと同じです。

 さて、
那珂公民館「話し方教室」は4回目です。発声練習、柔軟体操、のあと1分自己紹介「アカウミガ
 メの保護団体」に参加した場合を想定してやりました。

  感想です。
・ 多くの方が「自己紹介パターン」に慣れたのか、うまくいきました。
・ まれに「しゃべりすぎて」時間オーバーすることがありました。時間というものは予想外に速くたつ。
 自宅で料理タイマーなどで練習しておき、長くならないよう気をつけましょう。自己紹介はミニ演説会では
 ありません。詳しい話は分科会で…と考えましょう。

・ 途中でまっ白くなった人がいました。これはひとえに「練習不足」です。
 高僧のありがたいお経も、坊さんがそれを「記憶」してなければ法事に集まった人は困ってしまいます。
 お経を憶えるよりははるかにラクです。自分のことですから、しかも1分です…。

 いっかい完全に憶え込むとなかなか忘れません。しかし年令と共に記憶力が弱るので、そのぶん何度も
 練習する必要があります。頑張りましょう。1分です。
 
宮島紅葉谷にて

「結婚式の祝辞感想

こういうテーマに沿ったスピーチというのは案外むずかしいものです。しかも結婚式というのは独特の敬語や言葉が使われます。ご来賓、ご臨席、ご媒酌人、親族、新郎新婦、華燭の典、ご両家、ご指導ご鞭撻をたまわり、皆様のご支援、前途、祈念、モットー、感慨深い、お姿を拝見し、人生の船出、運命の糸、ご祝辞、お言葉、頂戴し、…

難しいものだからこそ「練習」が必要なのです。
22日は時間ぎれもありましたが、12月6日に再度挑戦しましょう。教室では、いくら恥をかいても恥になりません。実際の結婚式で来客注視の中で「立ち往生」すると、悔やんでも悔やみきれません。

これも何度も練習すれば乗り越えられます。結婚式の場合リハーサルはありません。一回が本番です。その練習をするのに「話し方教室」は最適の場所です。

祝辞で困るのは「長いスピーチ」です。好感を持たれるのは「短いスピーチ」です。前置きはカットしてすぐ要点を語ります。2分以内でまとめるようにしましょう。

なかには「上手に話す人」がいますが、あれは相当に練習をしている結果です。《練習なくして上達なし》、を心に刻んで頑張りましょう。

宮島の夏(花火)


話し方はスポーツの練習と同じです。
イナバウアーで世界を驚嘆させた荒川選手もスケートを始めた子供の頃はスケートリンクで転んでばかりいた少女だったそうです。

町文化祭、くじら館でスピーチした三人、Tさん、Sさん、Fさん、とても上手で観客に感銘を与え評判となりました。
あれは十分に練習した成果です。人間、練習すればたいていのことは出来ます。良い証明です。ご覧になった方は実感したでしょう。やればできる。やらなければできない。のです。

次回12月6日(木)の1分自己紹介のテーマです。「町内会に新加入者があった。町内会の会合で自分を自己紹介する」パターンです。コツは、自分がこの町内のどこに住んでいるか、家族構成、とくに子供がいれば「学年または幼稚園○組」を言う。自分の趣味、この町内の良い点のPR…という諸点を念頭に構成して下さい。しかし長くなってはいけません。詳しいことは分科会です。

2分スピーチは、結婚式の祝辞に再度挑戦します。新郎新婦の父親の友人として、新婦の職場の先輩として、親戚の代表として、または、新郎新婦の両親から謝辞を、など各パターンを想定します。人生の中で結婚式は何度か出席する機会かあります。いくつかのパーンを練習しておくと本番でとても気分が楽になります。結婚式で嫌われるのは「長話し」。くれぐれも2分でまとめるよう努力して下さい。

12月6日はビデオ撮影をします。希望の方には本人のところだけダビングしてあげます。女性はテレビ写りが良いように派手めの明るい色の服がよい。黒系統は地味で年とって写ります。

さて、忘年会をするかしないか、今後、自主講座で継続するかどうか、について休憩時間に学級長さんを中心に話し合っていただきました。

忘年会は12月14日(金)に町内の松風軒(下田島20296)電73−1121で7時から行なう。自由参加。人数の最終確定は12月6日と13日に行なう。
「自主講座」についてはこの日の参加者の意見は、今後「自主講座」で継続したい。曜日は現状どおり月2回(木曜夜)との声が多くありましたが、欠席者もあったので正式にはこれも6日と13日の出席者の意見もきいて決定する。

講師から、「大阪では毎週・半年単位でやっているので、なるべく継続してほしい、期間が長ければもう少しゆるやかに教えることが出来る。」との参考意見を述べました。那珂公民館の都合もあるので自主講座については講座終了日までに決定することになりました。


来期の公民館講座は、「前期」が5月からスタートします。応募者の多少にもよりますが、新規応募者が少なければ5月から公民館講座に参加して継続することは可能です。

11月になって夜はめっきり寒くなりました。咽をうるおすお茶などは自販機で買っていたら冷えてしまいます。そこで必要な方は各自が魔法瓶等でお茶を持参ください。

 スピーチ稿(2分)
                 「同情だけで人を助けることはできない」         ひろりん

先日の日曜日、宮崎観光に来た友人を案内して青島へ行きました。ちょうど七・五・三のお参りにきている親子づれの姿がありとても可愛かったです。子供の幸せを願うのは親の共通した願いです。しかし戦争や病気や交通事故で親を失った子供たちの幸せは誰が祈ってくれるのだろうか…と思いました。


まもなく12月です。子供たちには楽しいクリスマスがきます。親のない子供たちにサンタクロースは来るのでしょうか?

ユニセフという国連の「子供を守る」団体があります。戦争による飢餓、貧困による病気など、弱者である子供たちを、今そこにある危機から守ろうとしている組織です。赤十字も頑張っていますがユニセフも頑張っています。冬を迎えて寒さを防ぐ毛布もなくふるえている子供たちに衣類や薬、食料を与えようと活動しています。

善意や同情だけでは飢えは満たせません。薬がなくては治療もできません。

ユニセフ宮崎県支部が今100円募金の活動をしてこれら資金づくりに頑張っています。23日はイオンモールでミニ音楽会と募金活動。12月23日(日)にはハンドインハンド(共に手をつなごう)と銘打って写真展示や街頭で募金活動をします。ぜひ協力してほしい。同情だけでは人を助けることはできません。机の隅に眠っている100円玉で子供の命が救えます。

上記のようなのを「勧誘スピーチ」といいます。

自分の考えを主張するだけではあまり意味がない。主張して観客に同意を求め、納得して行動してもらう必要がある。そのためには当然のことながら自分がその気になることが大事。自分の生活行動の中にあてはめて具体例を入れながら説いていく。

七・五・三の家族連れを見た。もし親がいなかったら子供はどうなるだろう?世界中にはそんな子供が大勢いる。そんな子供にクリスマスプレゼントをくれるサンタさんはいるのだろうか?身近なところから共感を得ながら訴えていく。

唐突に、ユニセフのパンフにあるデータから「100円あれば風邪をこじらせて肺炎になる子供を助けるワクチンが○○本買えます、栄養失調で失明しかけている子供に飲ませるビタミンAのカプセルが○○準備できます!」と叫ぶのは得策ではない。〈数字の羅列〉はさけたい。それは「知識」である。知識に訴えても人はなかなか動かない。感情に訴えなければならない。

「今、日本のお金は値打ちがあります。机の隅に眠っている100円玉、これ100円ショップに行ってもさほどのものは買えないが、ユニセフにいただければ、100円で子供の命が買えます。命が救えるのです!」と、身近な視点で訴えなければいけない。

「知識に訴える方法」はどちらかといえば印刷物には適している。

□ユニセフ100円募金、今年のテーマ「女の子も学校へ−すべての子供に教育を−」 世界中で1億2000万人の子供が貧困などのため未就学です。…これは印刷パンフ向きのキャッチフレーズ。
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