話し方教室
那珂地区公民館 (11月8日)
道路ぞいのカンナ

3回目ともなるとお互いの顔ぶれも憶える。座席が毎回違うと隣との会話相手が違うので早く多くの人と親しくなれる。座席指定はそれがねらいである。

「話し方」を習う目的は「話しが上手くなる方法」を学ぶことではない。人間関係を円滑にする重要な手段は会話である。

必要な時に自分の意志を表明する度胸や、相手のことを測るこまやかな気持を培うことが最終目標である。
ただペラペラと饒舌にしゃべる相手に迷惑した体験が読者にもおありだろう。

口先のことではなく心のありように及ぶのが《話し方》を学ぶことである。今回は大阪の「上六話し方教室」同期生のFさんが宮崎観光と公民館教室の見学を兼ねて訪れた。

佐土原総合文化センター
秋の佐土原町文化祭の公民館活動部門で「スピーチ発表」を4人が行なった。くじら館の大ホールでの発表会は、態度といいスピーチの内容といい立派なものであった。これを教室で再現した。

はじめに講師が「話し方クラブ」の勉強趣旨を述べた後、「ユーモアについて」語った。サラリーマン川柳を素材にしたものなので教室のあちこちから笑い声がもれた。そしてSさん「安心の見守り隊」、TAさん「生きる支え」、Fさん「校長の影の努力」。合計の持時間15分という中で「スピーチ」のなんたるかをPRできたものと思う。

再び教室で演じた。その堂々とした三人の態度に拍手と感心の声があがった。リハーサルを念にやった成果である。
シーズンオフ青島の砂浜
自己紹介(1分)は「幼稚園の祖父母参観」に出た場合を想定して行なった。あるいは「料理教室」に参加した場合。2分スピーチは自由題。

INOさん、ふるさとへUターン。
Sさん、妻が職場でスピーチの課題がある。
KAさん、家族でボーリングを楽しむ。
NAさん、ダイエットに挑戦の苦心談。
GOさん、警察官と老婆の話し。「老婆」という言葉はなるべく使わない。「おばあちゃん」がよい。
YOさん、飼っていたネコが行方不明に、
SIさん、男性のスピーチをきいて、
TAさん、インナーチャイルドという療法あり。

司会の実習もした。スピーチが終わり席へ戻る人の背中に向かって名前を呼び感想を言ってはいけない。

司会者の主観にもとずく感想はなるべく避け、場が楽しくなるような言葉を選ぶ。司会者はあくまでも進行役であり、それに徹する。

次回22日の自己紹介は「アカウミガメを守る自然保護団体」に参加した場合を想定する。
2分スピーチは結婚式の披露宴での祝辞。
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