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「同窓会で幹事あいさつ」
自分が世話役となって会場設定や連絡をした。その当日、会場で皆に世話役(幹事)として挨拶をする。1分30秒程度。
コツは、実際に自分の卒業した学校の同窓会での体験をもとにスピーチを構成する。そのほうが頭の中に絵が浮かぶから話しやすい。
まず自分の紹介。出席順で前の方に座っていた、とか、女性なら旧姓を。昔の校舎と現在の校舎の変わり具合報告、先生の消息、(健在者のみ) |
今日は中学生の気分にかえって楽しみましょう。そして乾杯の音頭者の紹介で終了する。
時折「亡くなった人」の名前報告や1分間の黙祷をするケースがある。せっかくの楽しい会である。あの黙祷パターンは誰が始めたものだろうか疑問がある。お盆の物故者法要ではない。私はそれは薦めない。
「スピーチの感想」
NAさん:高校を卒業して42年の歳月がたった「還暦」同級会。出席された先生のお名前紹介。今でも忘れられないのは高3の運動会。全員で行なった「ひょっこりひょうたん島」の仮装行列が大喝采を浴びたこと、など懐かしいエピソードを入れ、「今日は思い出話に花を咲かせて下さい…」と結ぶ名スピーチである。アイキャッチも適切に行なっている。
SIMさん: 高校の同窓会。野球部が全国大会で5年連続出場するなどの活躍でOBの鼻も高い。母校の発展のために同窓生としても協力していきたい。という内容。印象度が薄い一般的な内容なので、もう少し《内容に自分なりの感想》を入れたほうがよい。挨拶というよりは「読み上げ」に近い。メモなし挨拶を頑張ってやってほしい。メモにとらわれるとアイキャッチもできない。
FUKさん: 2名の先生を迎えて同窓会を開いた。40名の出席。東京や大阪からも帰ってくれた。28名が鬼籍に入っている。今年は大阪在住の浜田君が亡くなった。奥様から「皆さまによろしく」の伝言があった。今日は楽しく同窓会をしたい。という挨拶。
スピーチぶりは良い。しかし挨拶の中身が〈死亡報告〉のようで、いかがなものか。
YOSさん: 皆さんこんばんは!と、ひと息に言うのでなく、「みなさん」・「こんばんは!」と分けて言うとききやすい。「みなさん」では頭を下げない。「こんばんは!」から頭を下げ始める。20年ぶりの中学時代の同窓会。「幹事の自分は指折り数えながら毎日楽しく過ごしてまいりました。」という文言は実感があって良い。「校舎も建て直されて昔の面影はなくなったが、校庭の樫の木は昔のままで、私達を見守ってくれているような気がします。」という言葉はすばらしい。
YOSさんは、時々なにかにつけて頭を下げながら言うが(自分の名前を言う場面など)それはそうしないほうがよい。基本的にお辞儀は最初と最後でよい。
INOさん: 「皆さん、こんばんは、□□でございます。」より、フルネームを言ったほがよい。「皆さん、こんばんは、□□○○子でございます。」これで決まる。内容は面白いエピソードが入れてあってとても良い。会場の右側ばかり見て話しているがクセなんだろうか?
TAKさん: 職場のKさんを送る言葉。窓口の現金が不附合のときに夜おそくまで調査をしてくれた。お年寄りにも親切に対応してくれた。転勤後は各局の巡回指導という仕事で後輩を育てるやりがいのある部署である。頑張ってほしい。具体的なエピソードを入れたよい挨拶だ。しかし短い時間内にいくつか良い点を列挙するより、2つくらいを徹底して褒め上げたほうが聞く側は気持がいいものだ。もう少し元気にスピーチしてほしい。おとなしい、というか、元気がなさそうにきこえた。
SIさん: 小学校6年生のとき、音楽の先生が担任で合唱の練習など熱心だった。自分は音楽が嫌いだったので不満を近所のお兄さんに言った。それが先生の耳に入ってしまった。困った。口は災いのもと、というがそのとおりだ。短いながらも味のある好スピーチ。
先生のセリフが入っていたので臨場感があった。
IMAさん: 今回は見学でゲスト出演。自己紹介。趣味はコーラス。ユニセフのボランティアなどしている。しゃべり方は落ち着いてききやすい。さすがアナ経験の強みが生きている。最後は「今日は、ありがとうございます。」でなく、「皆さん、ありがとうございます。」
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