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こんにちは!「教室だより」Eです。
「祝辞や乾杯の音頭」
「笑顔で登場する」
祝辞や乾杯はお祝いの席で行なわれる。セレモニーの場というとつい堅くなってしまい笑顔も出ないが、「お祝い」なのでぜひ笑顔で挨拶してほしい。 |
前回も書いたが、「乾杯の音頭のコツ」は、途中で、「ご指名によりまして乾杯の音頭をとらせていただきます。皆さま、ご準備ください…」という語句を入れる。これは会場の人数が多い場合はビールをコップに注ぐのにやや時間を必要とするため、その作業が完了したかどうか、「確かめる、確認する」意味がある。
突然「乾杯!」と発声すると、準備が整わず「あわてる」ことがある。それを防ぐためです。乾杯と言う直前に「皆様、ご唱和ください」を入れてやるとよい。気配りである。
ご唱和というのは「自分と一緒に発声を」という意味だから、「ご唱和」ください、と言ってから長々としゃべってはいけない。乾杯の直前に言うコトバである。
いちばん嫌われるのは、ダラダラと長い話である。ビールを持った手が疲れてしまう。
−各人の感想−
・TOさん「乾杯」、うまい。乾杯をする人は年長者や名士に頼むことが多い。社会的に
良い肩書きを持っている人はぜひそれをさり気なく言ってほしい。TOさんの場合だ と、「司法書士をやっております…」等。
・IWさん「乾杯」、うまい。世話役と主催者の混同があったようだ。
・NAさん「謝辞」、気持がよく表われていて良い。
・SEさん「乾杯」、 首を振りながら話すクセをやめる。乾杯は「カンパーイ」とやや延ばすように言う。これは前回も指摘した。手の組み方も無神経だ。「自分では気がつかないので…」と弁解されたが、DVD映像で自分の姿を見ればわかることだ。
・SAさん「乾杯」、何度も練習して安定した話し方になった。しかし声がちいさい。髪に 手をやる癖は直った。
・IHさん「祝辞」、練習をもっとする必要がある。練習不足は結局大勢の人の前で恥をかくことになるが、それでいいか?
打ち勝つ方法は「練習」を徹底すること。
スピーチはスポーツだ。練習不足では勝てない。やや早口。「どうぞお幸せに…」ではアトがしまらない。「簡単ではございますが、お祝いの言葉に代えさせていただきます。本日はまことにおめでどうございました。」など「しまる言葉」でしめる。とカッコがつく。
・TAさん「祝辞」、前にも「全然思ってもないことをしゃべった…」と言われた。今回も言われた。すなわちそれは練習不足の証明だ。挨拶を甘く見てはいけない。まず自分の名前を言う。挿話が長い。しかも内容の途中が別れの悲劇ストーリーで婚礼には不向き。その物語を3分もしゃべられたら司会者はハラハラする。上手でも下手でも1分30秒内でしゃべらないと《婚礼の席の長話》は皆の顰蹙を買う。
自宅で料理タイマーで何度も練習して1分20秒程度に仕上げておく準備が必要だ。TAさんの趣味は登山だが、高い山に登るのに普段着で弁当も持たずに出かけては遭難する。なんでも、それなりの「準備」は必要だ。自宅で読んで2分の草稿は会場では2分をオーバーする。1分30秒程度で仕上げておくのが賢明。
・IW(女)さん「乾杯」、はじめのアイサツの声がちいさい。先生と主催者は違うのですか?この場合はむしろ「M先生、ならびに本日のご出席の皆さまの、今後ますますのご活躍を願って、乾杯!」と展開する方法もよい。
・SAさん「乾杯」、練習の成果があらわれて慣れたしゃべりになったので、ききやすい。右手を上にかかげたときは左手は垂直に下ろしたほうがきれいに見える。
・YOさん「祝辞」、気持が表われていて良い。最後のしめ言葉に研究を要する。
・TAさん「乾杯」、良い。音頭をとらさせて→「とらせて」が正しい。
・OKさん「乾杯」、練習の成果があって「自分のもの」にしている。ききやすい。上手。
□次週は、1分スピーチ「転任者を送る言葉」、2分スピーチは自由題です。 |
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