話し方教室
那珂公民館 (5月22日)
こんにちは!2回目の「教室だより」です。
今回の前半は「登場の仕方とお辞儀、そして話をするときの基本姿勢や退場の仕方」の復習をしました。特に女性の場合は「手の組み位置」は微妙なバランスがあるので、鏡の前で「自分の姿が一番よく見える手位置」を研究したり、女子アナの立ち姿を見て参考にするとよいです。

自分の名前を呼ばれたら元気よく返事をする。
登場する前に一度姿勢を正してから歩きはじめる。日本人の多くは猫背なので背筋を伸
  ばして登場すると《元気に若く》見える。
目線を落さないようにして歩く。目線を落すと自信なさそうに見える。

「皆さん」は顔をあげたまま言う。「こんにちは」と同期して頭を下げはじめ
 る。

頭を下げたら一秒静止する。そしてゆっくり上げる。
おわりは「感謝」して終る。「皆さん」「ありがとうございました」 頭をゆっくり上げて目線を
  を水平まで上げ、(下を向かずに)退場する。ここでテレ隠しのヘンな仕草をしない。

後半は1分自己紹介の実習を行なった。
まずは講師が「見本の一例」をした。趣味の紹介は「ひとつ」に絞るとスッキリする。

たいていは…人の前に出ると「なんか怖い」と感ずる。これは緊張感のなせるものです。
何度も「実習」するうち慣れてくる。するとその恐怖感が消えて度胸がつく。これが大事。

よく「自分はアガルからうまくしゃべれない…」と思う。たしかにアガリは「過度の緊張」であり自分の実力を発揮するのに障害となる。ではアガリをとったらしゃべれるかといえば案外そうではない。本当は「しゃべる内容をちゃんと用意していない」ことが多い。

今回は、事前に「どのように話の内容を構成するか」のテキストを与えたので、それに従って話を作ってきた。話は作るものである。人前で話すときは事前にしっかり話を作っておくことが必要。「思いつき話」をするから、話につまって「え〜」が出る。人前で「え〜」を多発するのはみっともない。観客がいやがる原因の第位である。

DVDを見て自分のしゃべり姿の「どこを直せば良くなるかチェック」をしてほしい。

「練習量」について。
ふつうは原稿を適当に書いて…2〜3回読み、あとはぶっつけ本番で…と臨むことが多い。

これでは満足するスピーチはできない。練習量がたりない。1分程度のスピーチなら何度も何度も練習して「完成」させておく。何度も…と言ったが、これは20回程度をさす。それでも不安なら30回練習する。要するに「完璧にしゃべれる」まで練習しておく。

充分に練習すると、それを「観客にきいてほしい、」と思うようになる。その心境に到達するまで練習する。
しかし家庭での練習に欠けるものがある。それは観客だ。
だから教室の記念写真を壁に貼り、それを見ながら練習すると、最適な本番のシュミレーション(模擬演技)ができる。

◎休講のお知らせ、 6月5日(木)講師が所用のため休講します。もし前日の4日(水)の夜に皆さんの都合がつけば、その日に変更も可能です。 
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