話し方教室
那珂公民館@ (5月15日) 2008
那珂地区公民館での「話し方教室」二期生の講習が始まった。
開講式のあと役員決め、記念写真を撮った。15名の定員に対し20名の応募があった。そのうち5名は一期生で〈引き続き学びたい〉という希望であったが、公民館講座は新人優先なので残念ながら選にもれた。

○発声練習、○柔軟体操、そのあと「登場の仕方/お辞儀の仕方」から教習を始めた。
元気よく返事をすること、姿勢を正してから(頭をたれずに)登場すること。観客に正対して拍手が終ってから挨拶をする。「皆さん、今晩は!」。
皆さん、は頭を下げずに元気よく言う。その後「今晩は〜」のセリフと同時にゆっくり頭を下げ、1秒の静止のあと、ゆっくり頭を上げるときれいに見える。

スピーチが終ったら「皆さん、ありがとうございました。」と言って頭を下げた後に目線を正面まで上げてから(頭を下げずに)降壇する。この際、失敗かくしのヘンな仕草をしないことが肝要である。
スピーチの最中はアイコンタクト(目線配り)を三方にすることも必要である。
これらの教習のあと、各自による1分自己紹介をした。初回なので自由にしてもらった。

自分の名前の語尾は@□□□□です。A□□□□でございます。B□□□□と申します。の3種類あるが、@は遠慮のない席でのみ使う。Aを常用するとよい。Bは自分のことを知らない人が多い場合に使用する。

受講生の皆さんはカルチャーショックを受けたような顔で座っていた。《こんなところとは知らなかった来週は休もう…》と「ひきこもり」にならないよう励まして終了した。
受講生の皆さん
来週は《モデルパターン》による1分間自己紹介をする。
言いたいことを紙に書いてから時間内におさまるよう取捨選択して文章を完成する。
内容は《その会合に合ったこと》するのが大事である。

山の好きな人の集まりなのに「海」の話はいただけない。会場の皆が関心を持っていることに合わせると興味深く聴いてくれる。この会場だと「話し方で苦労している人」が多いから、そのことを素材にするとよい。趣味はひとつに絞り、詳しく言わない。これら必要諸点を簡潔に1分間内に納めるのは簡単ではない。推敲が必要だ。

文章が完成したら(自己紹介の場合は)それを自宅で何度もしゃべって「記憶」する。寝言でも言えるようにしておく。

現場で考えながらしゃべるから「え〜」が出るのだ。登場する前に考えて、練習して100%完成させておくとアイキャッチなどをする余裕が生まれる。
心得
 ○他の人の欠点を 生徒同士で指摘しない。指摘するのは講師の役目です。
   (例) あの人はまたあんなミスをしゃったわ〜なかなか直らんねえ〜 ×

 ○きく姿勢も大事。ちゃんと聴いてあげよう。時々うなずいて聴くとしゃべり手はし
  ゃべりやすい。良いスピーチをしたときなど拍手をして称えてあげよう。誉めるの
  はよい。足を投げ出して尊大な態度や、無表情で聞くのは×

 ○教室は学びと発表の場です。練習は自宅でしておく。
 ○できなかった「言い訳」をしない。言い訳は見苦しいだけ。
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