COPDの症状とその悪循環
咳や痰が続き、運動時の息切れが出現し、次第に呼吸困難が進行して呼吸不全や呼吸器感染症で命を落とすこともあります。特に息切れはQOL(生活の質)に影響し、徐々に運動をしなくなることによりますます症状が進行します。 (図-5)
図-5
COPDは進行する疾患
COPD患者(タバコ感受性+の喫煙者)における1秒量(一秒間に思い切り吐く呼気量)は経年的に確実に低下していきます。(図-6)
患者数は530万人
COPDの日本における有病率を調査する目的で、順天堂大学呼吸器内科の福地先生を中心に大規模な疫学調査、ナイススタディーが実施されました。その結果、40歳以上の8.5%がCOPDであり、全国には潜在患者を含め約530万人のCOPD患者が存在すると報告されました。(図-7)
図-6
図-7
COPDと喘息との違い
COPDと気管支喘息はどちらも気道の狭窄症状を示しますが、異なる疾患です。 COPDは原因が明らかであること、徐々に進行すること、気管支や肺胞などの組織が破壊されることなどが特徴です。(表-1)
表-1