骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症になると骨がもろくなって変形しやすくなります。背中や腰の痛みは脊椎(背骨や腰骨)が変形したため、その周囲の筋肉が萎縮したり緊張したりして起こります。身長が縮むのは脊椎の変形や圧迫骨折によるものです。 
背中や腰が痛む
身長が縮む
背中や腰が曲がる
骨折しやすくなる
骨折は寝たきり原因の第3位
現在寝たきりの方は全国で100万人いると推定されます。その原因の1位は脳卒中などの脳血管疾患で、2位が高齢による衰弱、そして3位が骨折・転倒です。(図-4)
骨粗鬆症では骨折しやすく、また骨折すると治りにくいので寝たきりになりやすいのです。一度骨折すると、また転んで骨折するのではないかと不安になり、家に閉じこもりがちになり、ますます運動能力が低下して、寝たきりになりやすいということもあります。
 
図-5
骨粗鬆症の原因
私たちの骨は硬く、できあがってしまうとそのままでずっと変わらないように思えますが、実際には骨吸収と骨形成という相反する現象が起こっており、正常ではそのバランスが保たれています。骨吸収は破骨細胞によって、骨形成は骨芽細胞によって行われます。骨粗鬆症ではそのバランスが骨吸収にかたよっています。(図-5)   その原因としては女性ホルモンの減少、カルシウムの摂取不足(あるいはカルシウム摂取が妨げられた状態)、ビタミンDの不足、副甲状腺ホルモンの異常などがあります。
 
以下の場合には骨粗鬆症になりやすいといわれています。

【身体的要因】                   
  閉経後女性、加齢、やせ、家族歴 
【生活習慣】                     
  偏食、無理なダイエット、カルシウム不足、過剰なリン摂取(インスタント食品など)  運動不足、喫煙、アルコール・コーヒー多飲、日に当たることが少ない人
【他の病気など】
  糖尿病、リウマチ、卵巣摘出、胃切除、腎不全、肝不全、副甲状腺機能亢進症    などやステロイド剤、甲状腺ホルモン剤、抗てんかん薬の長期服用者
骨粗鬆症の診断-1
骨量(骨塩量・骨密度)の測定    これにはX-線や超音波を用いて測定する方法があります。現在の骨の状態がわかります。(図-6)
若年成人の平均値に対する割合により以下のように診断します。

 80%以上・・・正常          70-80%・・・・骨量減少
 70%未満・・・骨粗鬆症

 
図-6