心の歌・・秋
9月といえば遠足や
野や山に出かける季
節です。わが家の庭
には彼岸花が咲いて
いる。

金木犀の香りがして
お月見の頃だ。
運動会で楽しいお弁
当がまっていたなぁ



 ○ 霜月に 入りて来るに 夏日かな 暑きと思ふ 神武祭の日       啓 輔

 ○ 窓に見る 大樹の緑 消え逝きて 景色の裸 視るに堪え得ず     啓 輔

 ○ チェーソウ 音するにつれ 倒れゆく 大樹の緑 何処へ往くや     啓 輔

 ○ 群青の 大空拡がる 朝ぼらけ 秋の陽まぶしく 輝きており       啓 輔

 ○ 名月や 月に叢雲 花に風 舞台の上の 役者台詞や           啓 輔
 

 ○ 彼岸花 此岸に渡す 橋となり 先祖の人々 会いに来たるや      啓 輔

 ○ 四里響く 九里より旨い 十三里 焼芋売りの洒落の 呼び声       啓 輔

 ○ そらの中 真赤な玉が 鈴生りに 枝をもしならす 柿の実の群      啓 輔

 ○ 一息に 晩夏から跳ぶ 中秋へ 雨も加わり 肌寒き模様         啓 輔

 ○ 気が付かば 珈琲片手に 和歌詠みし 合わぬ姿に 一人可笑しき   啓 輔


 ○ 満天に 輝く星の溢れおり 草むらの上 流る蛍火              啓 輔

 ○ やがて来る 運動会の アナウンス うるさきなるも 懐しさあり      啓 輔

 ○ 敬老と 云わるはどうも 面映ゆく 年にも非ず 気だけは若く       啓 輔

 ○ 大空を 二つに分けし 青と白 夏の名残りを 想わするなり        啓 輔

 ○ 紅と黄の カンナの揺れおる 道路沿い 車窓に寄する 風心地佳く   啓 輔


 ○ 子蓑虫 枯小枝など 集めては 苞を作りて 早や入居しおり
        啓 輔

 ○ 菊酒を 飲みて延びした寿命をば 如何にすべきや 主にあらばや
    啓 輔

 ○ やがてには 諦念するや わが心 生きて益なし 死するも怖し     
 啓 輔

 ○ 診断は PC睨んで 下すなり 声は聞きても 患者は見ずに
        啓 輔

 


 ○ シジミです 松江の宿の 朝食は                         利 忠

 ○ 神無月 日向の神も 出雲へか                          利 忠

 ○ 出雲では 蕎麦とまが玉 縁結び                         利 忠

 ○ 公園の 挨拶まずは デング熱                          利 忠

 ○ 錦織と 50も違う 気がしない
                          利 忠




 ○ かわいげな 五ッ鹿踊り 子供鹿                        ひろりん

 ○ ノボり立ち 四っ太鼓だ 村祭り                         ひろりん

 ○ 彼岸花 そこに待つひと 風になり                       ひろりん

 ○ 曼珠沙華 人が恋しい 花だとは                        ひろりん
  

 ○ 髪の毛を そっとさわると 花の香が                      ひろりん

 ○ つゆ草の 写真に飾る 笑顔かな                        ひろりん


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