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○ 真夜中のナースコールに まじめなり 天使の笑顔で 手を延べてくる 啓 輔
○ 命かけ 蝉の鳴きおる 夏盛り 七年の刻 一声に込め 啓 輔
○ 飛ぶ鳥も 傘の欲しやと鳴きおるぞ これでよければ さしておゆきな 啓 輔
○ 只今は ナースの人に ほめらるる 喜しき事の 一番なりか 啓 輔
○ 木々の揺れ 秋を思わす やさしさに 鳥の親子か 四羽きて遊ぶ 啓 輔
○ 塩トンボ 窓にあたるか 停まりおる ガラスにとまり 我と目のあう 啓 輔
○ おショロ様 幼き頃は たわむるる 分りしあるか 指に止まりて 啓 輔
○ 暑きとも 秋のきざしは そこここに 空青くして 影長りなり 啓 輔
○ リハ室で バタリと顔を合わせしは 共に白髪の 友人なりし 啓 輔
○ 軒先に 蝉のぬけがら 着きており よくぞここまで 登りおりたや 啓 輔
○ 青空に 白き雲浮く 久しきに 懐し思い 夏になりしや 啓 輔
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○ 台風が 鳴り物入りで やってくる 利 忠
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○ 誘うとき 男の目を見 謎かける ひろりん
○ 天の川 あの子の側に 行きたいな ひろりん
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