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立冬が来た。
朝は陽射しの良いところがよくなった。最後の紅葉が綺麗だ。
緋色の模様に出合った。枯れ葉色がすぐ近くに来ている。
さて、年賀状の季節になった。
友と長くあわないと、文字が結ぶ年賀状はなんともいえず良い
習慣だ。
啓輔さんならずとも52円のハガキに微笑みがこぼれる。 |
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○ 強き風 幼子元気に相手する 往きつ戻りつ 声あげ遊ぶ 啓 輔
○ 円月を 花で迎えし寒桜 微かな匂いは 冬送る香 啓 輔
○ 四方よりの 弾んだ声の 届きおり 童張り切る 豆撒く昔 啓 輔
○ 蕗の薹 春を前取る 味覚なり ほろ苦きなか 春の息吹きや 啓 輔
〇 雨降らば ひと雨ごとに 春寄ると 今日は逆しに 寒さ増しおり 啓 輔
〇 寒風避けて 陽溜り入らば 暖かし 出でて歩むは ひと決心ぞ 啓 輔
〇 千数え 朝昼歩む 日課とす 寒き朝には 心ひるむも 啓 輔
〇 つねびと(常人)の 千歩はたかが 一気なり 吾には重し 百気に値う 啓 輔
〇 死すことで 今に生きるや 赤穂義士 いまびと(現代人)にても 心揺すらる 啓 輔
〇 花便り 梅一輪の綻びて 大寒の日に 春を先取り 啓 輔
〇 年始め 自転車こぎが 始業なり 久方ぶりに 息上がるなり 啓 輔
〇 五十年 翔ばせしめる 年賀状 懐い還りて 微笑みこぼれけり 啓 輔
〇 煮凝りは 凍れる朝の母の味 熱い御飯の 上に拡がる 啓 輔
〇 農作業 爺婆励む 孫眺む 寒空の中 そこだけ暖し 啓 輔
○ 爆低と 初めて聞きし 用語なり 冬将軍の 実感頻り 啓 輔
○ 呟きも 年と供にや 口の中 冬来たりなば 春遠からじ 啓 輔
○ 冬のそら 空高く澄み 晴れゆきし 青に染まりて 溶けゆかむ思ふ 啓 輔
○ 椿花 花芽は蕾となりにして 膨らみはじめ 色匂いける 啓 輔
○ 冬来たり 寒くもあれば 酒一つ 飲みた心地と 医の友告げし 啓 輔
○ 月変わり 寒さ訪れ 秋去りぬ 師走となりて 世は忙しく見ゆ 啓 輔
○ 紅葉山 秋終り告げ 紅く散る 鹿の鳴きせば 歌の世界や 啓 輔
○ 元気なり 半ば黄金色 銀杏の樹 まだ緑も 残りしおるぞ 啓 輔
○ 陽の足は 釣瓶落しに 早くなり 暮色見る間に 濃く成りゆけり 啓 輔
○ 七・五・三 謂われも知らず 祝うかな 聞かれて我も 詳しからずに 啓 輔
○ 葉は散りし 裸になりても 赤き実の 群なし実る 柿採られずに 啓 輔
○ 一面に 樹氷輝く磐梯に 見とれる我に 霧氷生えくる 啓 輔
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