東欧見聞録
話し方教室 (2月1日)
−ワルシャワの街(ポーランド)−
戦争で焼失した建物を昔の設計図をもとに
復元した。それほど街に誇りを持っている。
馬車が似合うクラシックな街並が素敵だ…
大阪の上六話し方教室インストラクター養成講座に出席して4回目になった。スキル(技能)アップにはとても良い講座である。
実習中心というところが特徴だ。梅田教室の第一回生である。年令は大差があっても「同期生」というのが面白い。気分まで若返る。
「話し方」の講習内容の本論はこのHP「話し方教室体験記」に載せているので、ここでは余談的なことを紹介する。
 同期生の友人Yさんは旅行が趣味で、あちこち訪れてはその感想をスピーチする。体験談なので面白い。東欧での写真を見せてもらった。ヨーロッパの落ち着いた街並みに感動したり、強制収容所のレールにショックを受けたりした。紹介する。
ビルケナウ強制収容所
ヨーロッパは戦乱の歴史がある。(どこも同じだが)、左の写真は戦時中、ナチス支配下の強制収容所に敷かれたレールだ。このどちらに進もうとも不幸な結末に変わりはない。
戦争という狂気のもとで人間が実際に行なった愚行を忘れないように「負の遺産」として現状のまま保存しているという。
終ったから、年月がたったからといって簡単に忘れ去ってはいけないことは確かにある。これもそのひとつである。
ポーランドの青い空が苦しくなるような惨劇が行われた死の収容所である。映画「シンドラーのリスト」でもここが登場する。地元の人はアウシュヴィッツという言葉を使わない。
 「話し方アドバイス」 
          発声に特徴(クセ)のある人へ、
これは完全無欠の人がいないように誰でも多少のクセはある。しかし「あなたの発音は○行にちょっとクセがありますね、」と指摘されたら直さなければいけない。
直すには自分の特徴(クセ)がどの程度かを確認する必要がある。それには自分のしゃべりをラジカセなどで録音して聴くのが早道だ。マイク付きのラジカセを机上に置き、それに正対してラジカセに向かってしゃべってみる。スピーチの練習にもなる。
ラジカセと自分との距離が30p程度なら雑音なく録音できる。再生して聴くと自分のクセが面白い程よくわかる。気になる発音を見つけたら、それを意識的に直す。
直す方法はその音を丁寧にゆっくり言うことにつきる。たいていは早口がゆえにその発音が不明瞭になるケースが多い。
 (ひとくちメモ)
ラジカセの下にタオルなど敷くと机板との共鳴音を断ち一層きれいに録音できます。ラジカセでなく録音のできるMDウォークマンでもよい。録音専用のマイクを使用するときは口との距離は15pくらい離したほうがよく録れる。
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