野球好きの人がそわそわする宮崎の春。
巨人軍、ソフトバンクホークス、西部、広島の各球団がキャンプで賑わった。沖縄に次ぐ多さである。なかでも見物客が多かったのが王監督が久しぶりのユニフォームを着て頑張るソフトバンク。市内の生目の杜(いきめのもり)アイビースタジアムはホークスビレッジと銘打って地元の鶏の炭火焼きやキンカン、レタス巻き、焼酎、ラーメンなどなんでもありのテナントで連日「お祭り」状態だった。
球場のスタンドではお弁当持参でのんびり見物のファミリーも多かった。キャンプイン初の土・日は好天にも恵まれて4万2000人が押し寄せた。駐車場は大型バスであふれた。長嶋が第一線を退いたあと王監督はそこにいるだけで野球の空気がするカリスマ監督である。野球ファンにはたまらない球春だ。2月24日(土)西部とのオープン戦にはファン9000人がつめかけた。2:1でホークスがサヨナラ勝ちした。試合後監督は自から「ラストワンやるか」と提案、ファンとのサイン会を開きました。渡辺正和の直感勝負(毎日新聞)によれば、「集客の多い理由は王監督なのです。今年もキャンプ中盤からは毎日のようにサイン会を開きました。ファンを大切にしている証拠です。監督がするから選手たちもまねをする。ファンを実感できることで、よく練習する選手が生まれてきてチームが強くなる好循環になっています」、と述べています。
−宮崎キャンプは2月25日で終了− |
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