話し方教室体験記
2月15日
ストップウオッチ
いつものように腹式呼吸法、発声練習から始まった。私が言いにくい発音はア行、マ行、ラ行にある。
(例)・おあわれみを 
   ・寝耳に水
   ・ラクダがラッパ、だから
これらはゆっくり言えばちゃんと言える。口の動きをコントロールするのは意思と筋肉である。意思はあっても筋肉が自在に動いてくれなければ不正確になる。

睡眠不足の朝などにそうなる。筋肉を強制的に動かすには発声練習の標準パターンを早口で言うと効果がある。
東京ディズニーランドの花火
ロシアや東欧系の名前などは言いにくい言葉が多い。(例)チャフラフスカ(体操選手)、リトビネンコ(外交官)、ムスティスラフ・ロストロポービッチ(チェロ奏者)。

連想ゲームのあと1分スピーチになった。これはスピーチのダイジェスト版である。俳句や川柳みたいなものだ。短く省略の美で勝負しなければいけない。くどくど説明していると時間オーバーで肝心なことが言えないまま終る。

話を短くまとめるというのは案外むずかしい作業だ。
    
話のきり出しの工夫
・その場から拾う、(今年は暖冬で…)
・きき手を驚かす、(最近2sやせた…)
・マイナスから入る、(お金で不幸になる)
・質問から入る、 (箸を初めに使った人)
・ことわざから入る、(笑う角には福が)

結びの工夫
・要約して、   (最後にまとめますと…)
・決意を示す  (私はそう決心しました。)
・期待や願望  (…ありたいものです。)
・助力を求めて (…叱って下さい。)
・心配・反省・疑問・安心で結ぶ
 (何かよい方法がないものでしょうか…) 
ダンディ・パパの指導

どんな話でも最初が肝心です。漫才では「つかみ」と言う、落語では「枕」といいます。お客がこちらにパッと関心を寄せてくれるようなイントロができたらその話は80%成功したようなものです。

逆に話の主題がつかみにくい、そして不明瞭な発音で話し始められると「しんどいなあ…」という拒否反応につながる。顔は話し手を見ていても頭では他のことを考えている悲惨な状況になる。

たしかに「サンデーモーニング」などのコメンテーターを見ていると20秒から30秒前後で自分の言いたいことをキチンと発言している。あのテクニックを学ばなくてはいけない。

話は長ければいいものではない。要領よく簡潔に…がよい。
 「即題カード」によるスピーチ

予告されていた「即題」にトライした。皆が紙に書いた題を演席に出てトランプみたいに開き、それを基に1分程度のスピーチをする。どんなテーマになるかわからない。ただ季節的にある程度の予想はつく。バレンタインとか春一番とか卒業とか…
それだけでも準備しておくとかなり心の負担が軽い。

即題というのはやはり「自分体験」が中心になりがちだ。ふだんから観察眼や思考力を養っておく必要がある。遊びながら「頭の体操」をする連想ゲームや、やや高度な練習法として、「○○とかけて□□と解く…」式のかけ言葉遊びもよい。

(例)スキーとかけて○○と解く?
   答、新幹線と解く、
その心は?日本(ニホン)で走る。
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