「スピーチが成功するかどうかは、スピーチする前に決まっている」
11日の各人のスピーチ内容はとても良かったです。これは、あらかじめ《何について述べるか》考えて、テーマを選択し、自宅でしゃべって練習して来られた成果です。
もし100bの競争に出場するのに、「練習してきた」人と「練習しなかった」人との結果の差はあきらかです。たとえ能力は同じでも結果が違います。スピーチもまったく同じです。聴衆を感心させ共感させるスピーチになるか、単なる「オハナシ時間」になるかは事前の準備にかかっています。
いや、私はスピーチ発表のために来たのではない。「話し方」の勉強に来たのだ、という声がきこえそうですが、この両者はとても共通しています。「何のために話すのか?」という観点で考えれば「意味のない話し」は時間の浪費でしかありません。
聴衆はバカではありません。その場の「おもいつき話し」というのは、きいていてわかります。そんなときは「心で退屈しながら」きいています。十分に準備されたお話しなら、「美味しい料理」を食べるときのように楽しく満足し、かつ共鳴や感銘を与えます。語り手はすぐれたシェフなのです。
|