□みやざき百山の一つ
以前から高千穂町の知人から祖母山に登りたいとのリクエストがあって、12月8日に祖母山行きを計画していたが、運悪く今週月曜から林道工事が開始され交通止めになったと聞き、早速確認の電話をすると、
「12月3日から年内は工事中」とのこと、
「それでは、来春に延期しましょう・・・」となり、予定日が突然の未定日に
その後、三郷町の丸笹山登山(下記)のお誘いがあり、さっそくOKする。
<丸笹山(1374m)山行計画>
丸笹山は宮崎百山の一つですが、これまで「登山口・登山道がわかりにくい」?ためか、入山者は少ないようでした。が、このたび、07年8月入山の最新情報を得、登山口も確かめることができました。R219号線から銀鏡〜美郷を経由、椎葉村境近くまで、距離は77Km余ですが途中・・・五郎越え・・・「樫葉自然環境林」探訪・・・ゆっくりと楽しみませんか。一緒に歩きましょう」
この丸笹山は非常にマイナーな山で、ネット検索でもほとんど情報無し、日本山岳会宮崎支部(支部長 大谷優)編集の「みやざき百山」に紹介されているのみで、25000分の1地図「日向大河内」で見ても、登山ルートはもちろん表記無し。
10000分の1白地図を作成し、林道起点から1km毎のポイントチェック、等高線のマーカー準備し、登山できそうな3ルートの予想をする・・・
□ナビ登山
ごろにゃん手作りのおにぎりを詰め込み、朝6時仲間3名を乗せ出発。途中4名と合流し南郷に向かう。外気温度は4℃を示している。山頂は寒いのだろうか。
2時間で上渡川に着く、林道入り口 そこからは先週、登山口を確認してきたというリーダーTaさんのナビで林道を進む、事前調査無しでは迷うだろうと思われるような、林道分岐点を幾つか過ぎ、屏風滝を過ぎると、沢崩れで林道は交通止となっていた、そのすぐ手前に小さな丸笹山登山口の手作り標識が控え目に立っている(樫葉林道入口から約4.5km)、道脇に車を駐車してから登山準備する。
男性5名、女性3名(最近は女性の方が多い傾向にあるのだが、今回はマイナーな山なのであるからか男性が多い)、早速の登山開始、急登は予想通り、崩落した沢沿いに登っていく。ここからは8名全てが未踏であるので、所々に付けられて小さな赤テープを確認しつつ登る、幾つもの砂防堤がある崩落した沢の東側に沿ったように北北東方向にほぼ直登して行く。途中ガレ場が多く、足下が大変不安定で注意が必要であった。
周囲は杉林から、赤松林に変化・・・立止まるたびに、高度計を見てマップに記入。途中GPSを持っているNiさんと位置照合したらお互い、丸笹山から南西200m地点を示し、自分の読図も妥当かなと一安心。程なく鞍部に到達、10分ほどで、山頂に・・・
□山頂でのすき焼き忘年会
天候は曇りの予報に反して晴れ、無風。遠く霧島山・市房山も見える、近くには天包山・石堂山・樋口山・烏帽子山・龍房山が・・・ただ、眼下に見える麓の伐採され裸状態の山々には、今の林業不景気状況を表し考えさせられる・・・・環境問題として今すぐにでも植林に取り組む必要がある・・・
そのうちNiさんが、やおらリュックからコンロ・フライパン・肉・野菜・そば粉・ぬか漬けなどを取り出し始めた。すき焼きで山の忘年会を始めるとのこと、山頂すき焼きの3杯のおかわり、大満腹、1時間以上のゆったり昼食とおしゃべり
予想より早く到着したので、西の三方山方面に1時間をリミットに散策開始することとした。テープなく地図を頼りに、自然林が残る尾根沿いに歩く、一時間程で三方山が望める1328mピーク(丸笹山西方1.4km)に到達できた。三方岳には後1時間程で行けそうであったが、下山時間を考慮し、ここで引き返すこととした。
もし林道が通行可能であれば、三方岳まで登って、復路は林道を歩けば丸笹山〜三方岳の一周コースが出来そうであるが、その前に現地ルート確認が必要でしょう。また、途中いくつかの古木はあったが、目的の巨木は見つからず次回の宿題とした・・・・
下山はより順調に15時登山口着。山での料理のお礼を言い、「また、呼んでください・・・」と分かれる。今回は、すき焼きとルート探査を楽しんだ一山でもあった。
夕闇迫るなかの帰路に・・・・
◇三方岳を望む |
◇霧島山までも |
◇五郎越からの丸笹山 |