沢登り、キツネノカミソリを見た

67 平成15年7月26日(土) 曇(温度24〜28度) 2/2クロ
山名  深水川(宮崎県国富町)
行程  6:10 自宅発−
 7:10 法華岳駐車場ー
 8:10 林道崖崩れ地点〜
 9:45 林道終点〜
10:20 式部岳登山道分岐(770m)沢登開始〜
11:00 式部岳・掃部岳登山道分岐〜
12:00 沢にて昼食=
12:30 出発〜
13:30 沢登り終了地点(970m)帰路は尾根沿いルートに〜
14:10 尾根到達〜
14:35 ミニピーク(1076m)〜
15:40 式部岳登山道分岐(770m)沢登開始〜
16:00 林道終点〜
17:30 林道崖崩れ地点ー
18:00 法華岳駐車場ー
19:30 自宅着ー
食事 おにぎり(3個) ・麦茶
温泉 なし
参加者 NO(no49)、O(m)、KA(m)、KO(m)、I(w)、
TA(m)、SU(w)、KA(w)、MA(w)、YA(w)               10名
 □ 暑いので・・・ 

 夏の登山は暑いので、沢登りをしませんかとTAさんから誘いを受ける、国富町のOさんの企画ルートらしい。本格的沢登りは初めてなので、清流渡り靴、虫除けスプレーなどを準備するが、当日TOは頭痛で不参加を決めた。
 天気は曇りとすぐれないが、沢登用に濡れてもいい準備をしてきたので、今日の天候に高望みはしないこととする。自宅をTAと2人で出発し、途中YAを乗せ集合地点へ向かう。

 集合場所に参画したのは、計10名、2台の車(ジープ、軽トラック)に乗り合わせ林道を進む。走ること約40分、目の前の林道が崖崩れで埋まっている。今年の梅雨は期間が長く、雨量も多かったのが原因だろう。まだ、崩れて間もない状況である。
□ 山頂は雲の中・・・

○朝霧の中の出発

○マタタビの木

○サンショの木

 仕方なく、林道終点手前(約6キロ)から歩くこととなった。
 歩き始めすぐに、ルールル〜〜〜と鳴くアカショウビン(鳥)が聞こえることをOさが教えてくれた。林道の途中にOさんがサンショウ、マタタビの木を見つける。

 式部岳登山道分岐点(770m)から、沢登りの開始である。清流渡り靴はさすがに滑りにくい、思っていたより歩きやすい。靴底にフェルトが張ってあり、岩に藻があっても滑りにくく、ズボン裾をくくりやすい構造となっている。
 しばらく進むと、沢沿いに黄色い花の群集、キツネノカミソリ(花がキツネ色でカミソリの形をしているので、このような名前だと教えてくれた)に出会う。朝の霧のなかの荘厳な黄色い花達、彼岸花に似た形をしている。その美しさと数の多さに皆立ち止まる、そして、リックから早速カメラを取り出し写しはじめた。どんな映像か楽しみである。
 朝霧のなか、さらに沢を登る、小さな滝、深み、淀み、丸太橋、山道にない変化に会話も弾み、さらに沢を登る。

 12時となり、沢のなかで昼食、約30分。
その後、1時間進み、沢の源流まで到達したかったが時間を計算し、13:30に沢登を終了とした。帰りは尾根ルートで帰ることとし、そこから山に直角に登り始める。2名は沢沿いに降るとのことで、2名、8名に分かれる。
 尾根に向かう途中、シイタケのなっている倒木、その数は数え切れず、その前で写真を取るなり、皆ナイロン袋を片手に、目の色を変え、シイタケ取り体制。
尾根ルートは沢よりも落ち葉で、滑りやすく、2回ほど転んでしまった。
 やっと、林道終点にでた。そして、途中で往路に冷やしておいたスイカを食べながら一休憩。18:00に駐車場に帰ってきた。  

○深年川の沢

○カエル

○キツネノカミソリ

○キツネノカミソリの群集

○霧の中の沢登り

○沢登り風景
○シイタケ
  
 □ 今日はよく歩いた・・・

 今日はよく歩いた、9時間、おそらく2万歩近くであろう。
これで、ダイエットもできたが、帰宅して7時30分から懇親会がある。
早速、帰宅しシャワーを浴び、ビールの味を求めて参加し、ついつい帰宅したのは、12時近く。
 これではせっかくのダイエットの効果も、飲食の効果でプラス・マイナス・ゼロか

□ 森林保存の動き・・・
 
 昨年、深年川一体に続く、照葉樹林である綾の森をユネスコの世界自然遺産に登録しようとの運動が起こり、今年3月から始まった世界遺産検討委員会の検討対象にあげられ、1万件を越す候補地の中から最終の7地区に選ばれ、最終的な候補には残りませんでしたが、その学術的な価値は高く評価されたと聞いています。