<2009年7月>

【悩まない力】 7月30日(木)



宮崎一美味しい紅茶とスコーンを出す「Sion」で、イギリス調のアフタヌーンティー。
山奥にあるので、近くで野生ザルが数十匹、畑から食料を盗んで逃走するのを見た(笑)。
妻がこの店を経営するUさんに弟子入りしているので、ウチで飲む紅茶も超美味です。

明日の「ももや食堂」(ここも美味し!しかも禁煙♪)の豪華ランチを最後に、妻は里帰り出産へ。
8月から、約1ヶ月間の独身生活となる。
今度妻が戻ってくる日は、赤ん坊がいっしょということだ。

まあ、それはそれとして…。

最近思うんだけど、「悩む」って苦しいことでしょ?
苦しいのは悪いことだから、「結果として悩む考え方」は「間違ってる」ことになる。
じゃあ、悩まないように「考え方を変える」必要があるはず。

昔の知人が、「悩む自分」を数年間切々と語り続けているブログがある。
「趣味は悩むこと」なら別だが、普通なら「悩まない考え方」を探るはず。
それなのに、現在でも毎日のように悩みを書き綴っている。

「悩む考え方」をするから悩むのに、「悩まない考え方」に変えようとはしない。
同じ考え方で違う結果を求めるのは、無理があるのは明らかなのに。
「うまくいかないのなら、違うことをやってみる」しかない。

もうこの際、子どもみたいに割り切っちゃったらどうだろう。
「悩むことは悪いこと!よい子は、悪いことをしたらダメ!」
「悪いこと」をしたら親や先生に叱られるし、警察につかまるから、絶対しないという感覚。

自分をふった異性は「悪い人」、自分を不合格にした学校は「悪い学校」と決めつける。
自己責任から、「他己責任」へのパラダイムシフトである。
幸せになるために生まれてきたんだから、自分が楽になる考え方こそ正しいのだ。

「一度始めた以上、最後まで続けろ!」
「逃げたらいけない、立ち向かえ!」
「神様は、乗り越えられない壁は与えない!」

冗談じゃないですよ。
この世に存在する動物で、自分より強い敵に出くわして逃げないヤツなんて、1匹もいない。
家が火事になっても大地震がきても、「逃げてはいけない」なんて、ただのバカ。
21世紀の正しい生き方は、ズバリ次の通り。

「一度始めて違うと思ったら、さっさとやめろ!」
「逃げるが勝ちだ、逃げて逃げて逃げまくれ!」
「神様は、乗り越えられない壁を与えて、別の道を教えている!」

「悩む力」とかいう本があるが、内容はともかく、タイトルはとんでもないよ。
「悩まない力」こそ大事でしょう?
ほとんどの人にとっては。

*****

【凡人・達人・名人】 7月29日(水)

<その1>
凡人:「コップに水が半分しか入っていない」
達人:「コップに水が半分も入っている」
名人:「コップは満杯。半分は水で半分は空気」

<その2>
凡人:「あの時失敗したから、こうなった」
達人:「あの時失敗したのに、こうなれた」
名人:「あの時失敗したからこそ、こうなれた」

<その3>
凡人:「何も起こらないと退屈」
達人:「何も起こらないのが幸せ」
名人:「何か起きても起こらなくても感謝」

*****

【犯罪】 7月28日(火)

午前中2時間かけて、2リットルの液体下剤を飲まされる。
ポカリの糖分を抜いて腐ったような味と香りで、拷問に近い苦行だよ。
もう21世紀なのに、どうにかならんのかね。

以下、食事中の方は要注意。

便が透明な水のようになるまで、何度でもトイレに行かされる。
その後検査室に入り、点滴で睡眠薬を入れられて瞬間爆睡。
気がついたら、ベッドの上に寝かされていた。

人の腕に針を刺して、睡眠薬で意識を失わせ、肛門から挿入する。
考えてみたら、これって病院じゃなかったら犯罪だよね(笑)。
目覚めても、眠っている間に何をされたか覚えてないんだから。

冗談はさておき、検査結果は「虚血性大腸炎」。
何かの拍子にねじれたらしく、写真を見たら数ヶ所に出血の跡があった。
ポリープなどはなく、我ながら美しいピンク色の腸だった(笑)。

今日から普通に食事をしていいと言われた。
単調な生活も食事も苦手ではないが、強制されるとストレスがたまる。
とりあえずマックに寄ってフィレオフィッシュを食べ、夕食は奥さんカレーに舌鼓を打つ。

****

【夏休み】 7月29日(月)

本日の行事、オープンスクールの終了をもって、明日から約1ヶ月間の「夏休み」。
教師の夏休みは、週休2日でない土曜日のまとめ取り12日分と盆休み3日間、プラス年休。
その多くは課外授業や部活動だが、妻の出産が控えているので、今年は多めに取らせてもらった。

私立高校教師の仕事の半分は、生徒募集の営業といえる。
オープンスクールは、その成果が試される中間報告のようなもの。
私の担当中学校は、ありがたいことに過去最高の100名以上が来てくれて、バスを3台も使った。

というわけで、いい気分で長期休暇に入ることができる。
と思っていたら、明日はいよいよ大腸検査。
昨日から繊維食物が禁止で、具なしのうどんやおかゆばかりでウンザリしている。

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【視点が変わる言葉(4)】 7月26日(日)

■「エンゲル係数」から「喜び係数」へ。
 支出のうち、「飲食費」ではなく「喜び」につながった割合。

■「なんとかしよう」から「来たものを味わおう」へ。

■「人生に無駄なものは何もない」から「食べて寝る以外は無駄ごと」へ。

■「ギブ&ギブ」から「ギブがテイクをちょっぴり上回れば上出来」へ。

■「損得勘定や先入観で拒否する」から「いったんは受け入れてみる」へ。

■「立派な人」から「面白い人」へ。

■「修養の道」から「芸の道」へ。

■「いい体験、いい人たち」から「いろんな体験、いろんな人」へ。

■「備えあれば憂いなし」か、「そうなってから考える」か。
 生き方は個性だが、人生を楽しむ視点では後者。

■「今どちらかに決められない」のは、「まだ決めなくてもいい」こと。

■「壁にぶち当った」のは、「壁を乗り越える力がついた」こと。

■「物事に良い・悪いはない」と、わざわざ講演で言わなくてもいい。
 「良い・悪いを言うのは悪い」と言っているのと同じ。

■「こだわらない」ことに「こだわっている」。

■「こだわっている」ことにも「こだわらない」。

■「人生はゲーム」なら、大事なことはただ1つ。
 ゲームは勝つことだけではなく、「楽しむこと」が目的。

■どんな状況にあっても、「豊かな気持ちでいる」ゲーム。

■重苦しい雰囲気のとき、「楽天的な言葉を何気なくつぶやいて涼風を吹き込む」ゲーム。

■人生は予定外、予想外、想定外、意外、例外の連続。
 下手に基準や指針、人生観を確立していると、心が揺さぶられる。

■実験と思ってやれば、結果は気にならない。
 「試す」ことに、失敗という概念はない。

■人は誰でも、バカげた魔法使い。
 魔法をかけた本人が、原因を他人のせいにしている。

■日々の生活がセミナー、出会う人全員がメンター。
 わざわざ出かけて探す必要はない。

■誰を、どんな理由で許せないかは問題ではない。
 心が閉じて、入るものも入ってこないのが問題。

■「あなたがそういう人だから、そうなっている」。
 現実は、自分の内面を映し出す鏡。

■そのマイナス面があるから、他の部分がスムーズに機能している。
 この世にあるものは、何かの意図があるから存在している。

■多くの老人が元気で生きているように、心配事が現実になる確率は低い。
 もし現実化しても、それが必ずしも悪いこととは限らない。

■ミュージシャンをめざす人が、音楽学校の学費稼ぎにコンビニでバイト。
 音楽業界でバイトしないところが、「一見前向きな、しりごみ」。

■親が「勉強しなくていいよ」と言って、「はい、じゃあ遊びます」と返す子どもはいない。
 「勉強しなさい」と言って、「はい、勉強します」と素直に従うはずがない。
 親の期待を裏切るのが、子どもの役目。

■急速な感情変化のストレスを緩和するホルモンが、ストレス物質を涙で排泄する。
 泣くのもまた、癒し。

■自分にあったほうがいいものは、もともと備わっているし、たやすく得られる。
 ないほうがいいものは、与えられていないし、強く願っても手に入らない。
 できないこともまた才能、何かの意味がある。

■「ない、ない」と探すと見つからず、「ある、ある」と探すと見つかる。
 見つからないものは、もう手放すタイミングだった。

■トラブルもまた、人生の「スパイス」。
 平穏無事もいいし、壁にぶち当たるのも「刺激」。

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【美味し!尾崎牛ハンバーガー】 7月25日(土) ミクシィより



いいものに出合うと、みんなに教えずにはいられない性格。
昨日のランチは、噂の「尾崎牛ハンバーガー」。

あのタイガー・ウッズが「One more!」と叫んだ、
日本一の宮崎牛の中でも、特に美味しい肉を使った超贅沢バーガー。

今までフェニックスカントリークラブ会員しか食べられなかったのが、
7・8月限定メニューで宮崎観光ホテル(ディアマンルージュ)が出すと知って、
食いしん坊夫婦としては即決して出かけた。

一口食べて・・・・・・・・・・・・あまりの美味さに気絶。
それが、たったの900円(感涙)。

尾崎牛ハンバーグセットが、200グラムで1500円。
最近つぶれたロイ○ル○ストの冷凍モノさえ、1300円くらいしたのに。

尾崎牛グリルプレート(薄切りステーキ)でも、1980円。
妻が注文したものを一口もらったら、不覚にもまた意識不明(笑)。

もちろんいずれも、パンorライスにコーヒーor紅茶付き。
私、宮崎に生まれて本当に幸せです。
これから月1回は通います!

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【視点が変わる言葉(3)】 7月24日(金)

■好きなことができる「自由」と、好きでないことをしていてもストレスがたまらない「自由」。

■「何をしてもいい」し、「何もしなくてもいい」。

■「どんなことをするか」より、「どういう気持ちでしているか」。

■自分の「当たり前」と、他人の「当たり前」は、違っていて「当たり前」。

■「人に迷惑をかけないようにする」より、「迷惑をかけられても気にならない自分でいる」。

■他人のミスには「家族や恋人に対するように甘く」、家族や恋人には「他人に対するように紳士的に」。

■「どちらが悪い」ではなく、「相性が悪い」。

■それに「こしたことはない」が、「ねばならない」というほどでもない。

■「スゴイと思われたいからする」行動基準から、「おもしろいからする」へ。

■「どうしたら相手に勝てるか?」より、「自分も相手も満足するには、どうすればいいか?」

■「まったく感謝されなくても、何の見返りがなくても、自分の存在をアピールできなくても、その行為をするか?」

■「心豊かな方向に進むには、どう考えればいいか?」

■「悩みがある」のは、「悩んでいられるだけの時間的ゆとりがある」。

■「風邪をひく」メリットは、「風邪をひく不安がなくなる」。

■「人を助けたい」と思っていると、願い通りにたくさんの相談者が訪ねてくる。
 「どんな人も、それはそれで完璧だ」と思い定めると、困っている人は現れなくなる。

■「失敗をしないことに成功してきた」ことで、「成功できないでいる」人が多い。

■「今はたまたま気が合わないが、数年後には意気投合するかも」くらいの気持ちの幅。

■人の生き方はそれぞれ。
 それぞれ違う生き方を比較して、成功だ失敗だと言っても始まらない。

■24時間自分がやっていること、目の前にあるすべてのことが「ライフワーク」。

■決意や努力をしなくても、続くものは続く。
 決意や努力がないと続けられないなら、自分のやるべきことではない。
 意志を強化するより、「自然に続くことを見つける」努力」をする。

■「枠」は「ワクワク」のもと。
 制限や束縛があるからこそ、それを越えようとする興奮や、超えたときの喜びを感じる。

■「エゴが見え隠れするところが、人間臭くて実にいい」。

■人はいつ死ぬかわからない。
 来るか来ないか確証の持てない将来のために、現在の時間を犠牲にしたくない。

■「今日を明日の手段にしない」生き方。
 今日は今日で、完結。

■お礼を言われるようではまだ未熟、相手に気をつかわせてしまった。
 今度からは気づかれないよう、もっとさりげなく。

■プラス発想を超えた「あるがまま」とは、映画館で映画を見ているようなもの。
 スクリーンに映し出された出来事に、いちいちプラス発想をせず、そのまま鑑賞して楽しむ。

■うれしいことも悲しいことも、止まっているようで流れている雲のように、やがて過ぎ去っていく。

■人は、自分に許可しただけの自由の中で生きる。
 自分がしなければならないと思うだけの苦労をして、受け取っていいと思うだけの幸せを手にする。

■時間があるかないかは、自分にとっての重要性で変わる。
 大事なことや大好きなことは、どんなに忙しくても時間をひねり出してやる。

■心が穏やかなときに発想したことは、実践に移す。
 心が荒ぶれているときに浮かんだことは、保留する。

■相談者にアドバイスをしながら、半分以上は自分に言い聞かせている。
 相談者は、自分をさらに幸せにするために来てくれた。

■「他人と過去は、変えられない」と、「他人と過去(の解釈)は変えられる」。
 「できる、できない」より、そんな議論は「意味がない」。
 「変わっても変わらなくても、どちらでもいい」が、軽やかに生きるコツ。

■死ぬことは、海外旅行のようなもの。
 向こうで遊び、また日本に戻ってきて、しばらく過ごしてまた海外に旅立っていく。

■死があってはならないものだとしたら、天は人間を死なないように創っている。
 よい加減のところで死ねる仕組みになっているから、やっていられる。

■人はみな「寿命」で死んでいく。
 病気でも、事故でも、自殺でも。

■生きる目的は、単に生きること。
 成功しても失敗しても、どちらでもいい。

■淡々と生きていくことが、いちばん大事な「心構え」。

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【頼りにされる罠】 7月23日(木)

昨日から今朝まで、なんと5回も温泉につかった。
マグマパワーのおかげか、疲れ気味だった体調もすっかりよくなる。
大浴場の鏡に全身を写したら、気のせいか肌はツヤツヤ、筋肉も躍動(笑)。

昨日は高速道路の霧島サービスエリアで休憩していたら、たまたまベストタイミングで皆既日食を見ることができた。
数十万円のツアーで島に渡って待ち構えていたマニアたちは、大雨で大変な目にあったらしい。
人生は皮肉にできているらしく、こだわらずに手放したほうが、いい結果が得られることが多いように思う。

11時のゆったりチェックアウトのあと、霧島の「まほろばの里」に寄って、陶器づくりにチャレンジ。
昨日は天文館で「こむらさき」のあっさりラーメンと、「むじゃき」の白熊(県外の方のためリンク)を食べた。
今日も鹿児島ラーメン制覇を狙っていたのだが、昨夜ホテルで出た黒豚しゃぶを食べ過ぎて、発作的に予定変更。

妻は初体験の「ろくろ」を回しながら、マグカップを。
私は「手びねり」(実際は不器用な粘土細工)で、家族をイメージした大・中・小のコーヒーカップを。
約1ヶ月で焼いたものが手元に届くというから、たぶんその頃には子どもがいるんだろうな…。

来月はいよいよ臨月、そして出産。
今まで9ヶ月間、本当にご苦労さまでした。
もう一度父親にしてくれて、ありがとう。

+++++

ところで話は変わりますが…。

「妊婦にやさしい」宿に、夫婦ともども感激したプチ旅行だった。
困っている時に助けてもらったり、弱っている時に親切にされると、有り難さは倍増される。
手を差し伸べた側も、相手の喜ぶ顔を見て幸せな気分になり、お互いに感謝というのが「理想」だと言われる。

断る力 」の勝間和代さんは、上の「お互いに満足(Win-Win)」に、ビジネスの観点からやや異を唱える。
「助かった。本当にありがとう。とても頼りになるよ。これからもよろしく」
これらの「魔法の言葉」により、自分の価値は認められ、自己実現欲求も満たされる。

だが、その外部評価を受けるもととなったのが、自分の成長につながらない用件だったらどうか。
たとえば、雑用に近い仕事や、本当なら相手がやるべき仕事を押しつけられて、成果だけ持っていかれるケース。
勝間さんはこれを「頼りにされる罠」と呼ぶ。

この「罠」にはまると、人はますます期待に応えようと、どんどん無理な方向に向かっていく。
場合によっては相手も悪気なくホメているため、余計にたちが悪い。
相手から頼りにされている誤った使命感が、麻薬のような役割を果たして、中毒になってしまうというのだ。

しょっちゅう悩み相談を受けて、放っておけない性格の私も、この「罠」にはまったことが何度もある。
弁護士の世界で言われる、「依頼者はウソをつく」(自分の都合のいいよう被害者として相談する)の数々だ。
プライベートな時間までさんざん面倒を見た結果、見事に裏切られて、ストレスで体調を崩すなどがそれだ。

この3年間カウンセラーをやってきて、身にしみて感じることが3つある。
1年に1つという超のろまな学びだが、実体験から思い知った原則である。

「親切にしても、甘やかしてはならない」
「サポートしても、依存させてはならない」
「厳しい現実にも対応させねば、成長しない」

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【妊婦さん専用プラン】 7月22日(水)

今日と明日は、妻のリクエストで「出産前の思い出プチ旅行」。
たまたまネットで見つけた、鹿児島温泉宿の「妊婦さん専用プラン」というのを利用した。
こんな発想ができる宿なら安心だと思っていたら、実際にその通りだった。

この数ヶ月間見てきて、妊婦がいかに大変かわかった。
つわりはあるし体型も変わる、気分の変調も当然ある。
お腹の赤ちゃんを守りながら、多くの制限の中で生活せねばならない。

久しぶりに温泉に1泊するだけでも、以前なら気にならなかったことがハードルとなる。
妊娠中で泉質は大丈夫か、臭いで気分が悪くならないか、ジロジロ見られる大浴場なのか。
味覚が変わったが料理は好みに合うか、対応は親切か、万一の場合近くに病院はあるのか…。

これらすべての不安を見事に解決、こちらの期待以上の特典を提供し、心配りも細やか。
宿泊者の中では少数派、いわば弱者である妊婦にやさしい宿泊プランだった。
子どもが生まれたら、「赤ちゃん専用プラン」で必ずまた行こうと思う。

ビジネスというものは、このようにして「弱者の口コミ」で広がっていくものかもしれない。
ここは決して新しいホテルではないが、アットホームな温かさで十分お釣りがくる。
私も改めて自分の仕事を見直したくなったし、ビジネスがうまくいっていない人も、ぜひ参考にしてほしい。

大浴場の貼り紙に、次のようにあった。
「旅行雑誌のお客さま人気投票で、思いがけず1位をいただきました。ありがとうございます」
あれだけ一生懸命やりながら、「思いがけず」と表現している部分が、成功の秘訣ではないだろうか。

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【幸せとは?】 7月21日(火)

「人それぞれ」
「自分の心が決める」
「そう問い始めた瞬間、幸せから遠のく」

いろんな人が、いろんなことを言っている。
形なきものの定義は、あいまいで流動的である。
自分で「幸せだなあ」と感じたときに、自分なりの答えがあるだけだ。

今日のこの時点で、私がいちばんしっくりくるのはこれ。

「幸せとは、感謝している状態のことである」

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【動向が見守られる】 7月20日(月)

以下は、地元新聞にもかかわらず、「なぜか」知事批判ばかりが掲載される読者投稿欄に送ったもの。
掲載されなければ上の理由がわかるし、もし掲載されれば、驚くことに初の支持論となる。
無責任なマスコミの表現を借りると、「今後の動向が見守られる」(笑)。

■「知事批判」県民として情けない

連日のように、東国原知事批判が「窓」欄で見られる。
中には、知事への中傷や侮辱としか思えない内容もあったように思う。
言っておられることは一見ごもっとものようだが、私はどのご意見にも、違和感を持ってしまう。

マイナーな存在だった宮崎県を、知事の頑張りでここまで誇れる故郷にしてくれた恩を、どうとらえておられるのか。
知事の存在感で観光客が増え、売上げが伸び、全国ネットのテレビで紹介され、メリットを得た人も少なくないはずだ。
そんな人たちが「窓」欄で黙して語らないのは、一体どういうわけなのだろうか。

実際に行動している人を口先で批判するのは、誰にでもできることである。
では、一体自分は宮崎のために具体的に何をしたのかと問われれば、知事の大きな功績を脇に置き、マスコミの作り上げた世論に同調して責め立てるようなことは、私にはとてもできない。

私たちの選んだ、地元宮崎の代表である。
少なくとも過去に知事を務められた方々と比べて、中傷されるレベルの方ではなかろう。
手のひらを返して非難したり、「サイレント・マジョリティ」のままでいるのは、県民として情けないのではないか。

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【風に吹かれて】 7月19日(日)

「風に吹かれて」というのは、私自身の一貫したライフスタイルである。
自分で風を巻き起こしたり、風に押し流されたり、風に抗するのではなく、
敏感に時代の風を感じ取って、その風に流されずに生きてゆく。
風がどちらに吹いているのか、肌で感じながら柔軟に生きてゆくことだ。

―五木寛之

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【悲しむ妹へ】 7月18日(土)

今日突然、妹が長年可愛がっていた飼い犬、チロが死んだ。
最近老化が進み、体調も良くはなかったが、まさか近日中に死ぬとは思わなかった。
急に容態が悪くなり、妹が病院に連れて行った時には、すでに回復の見込みはなかった。

飼い主である妹は、目の前で苦しむチロを見て、安楽死という苦渋の決断を下さねばならなかった。
段ボールに入れられた「子ども」を車に乗せ、自宅まで連れ帰る時の気持ちを思うと、いたたまれない。
本来なら保健所行きだった捨て犬を拾い育て、今日まで精一杯面倒を見てきたのだった。

目を閉じたチロの顔を見ていると、とても安らかで、感謝している表情をしていた。
妹との出逢いに恵まれたことを、すべてわかっているような気がした。
妹は夜中の今も、まだ泣き続けているだろうが…。

人生は、どうしてこう悲しいことばかり起きるのだろう。
今日は、ずっと前に母親を亡くした友人から、父親が末期ガンで余命数ヶ月というメールも届いた。
「さよならだけが人生」なのだろうか。

人との出会いと別れを、電車の乗り換えにたとえる話を聞いた。
今まで一緒に乗っていた人が、目的地が別なので、「じゃあ、私はここで」「お先に」と降りていく。
それは別れの悲しみではなく、今まで楽しい時間を過ごせたことへの感謝、つまりプラスなのだと。

地球という電車でも、それぞれの目的地のために、人は次々と途中下車をする。
十分に生きて、次の世代のために潔く席を空け、きちんと旅立っていく。
しかし本当は、残った私たちも、最後の目的地はみな同じなのだ。

若い頃からたくさんの旅をして、いろいろな人に出会った。
そして例外なく、出会った数だけ別れてきた。
名残惜しさは感じたが、それは「楽しかったよ、ありがとう」「またいつか」という気持ちだ。

人生が旅だというなら、当然そこで人々は出会いと別れをくり返す。
「旅は道連れ」でも、「旅立ち」は親しい人々に見守られつつも、究極は独りきり。
同じ人生の旅人として、どんなに短い時間の道連れも、大切にしていこうと思う。

悲しむ妹へ。
夢の中で、チロから伝えてほしいと頼まれた。
犬と私の10の約束」は、最後の項目まで満たしてくれて、100点満点の飼い主だったと。

1.私と気長につきあってください。

2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。

3.私にも心があることを忘れないでください。

4.言うことをきかないときは、理由があります。

5.私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけれど、わかっています。

6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。

7.私が年を取っても、仲良くしてください。

8.私は十年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。

9.あなたには学校もあるし、友だちもいます。でも、私にはあなたしかいません。

10.私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。

*****

【予想外の出来事】 7月17日(金)

「人生、1秒先には何が起こるかわからない。
 朝起きたら、その日が最後の一日だと思って、もっと大切に生きたい」

こう書いたのが、昨年の8月2日。
生涯初の大怪我をして、救急車で運ばれ緊急手術(詳細)。
それから約1年後の昨夜、またしても救急車を呼ぶ騒ぎを起こしてしまった。

深夜、突然腹部に激痛を感じて目を覚まし、這うようにトイレに駆け込んだ。
激しい吐き気もあって、食中毒かと思われた。
ところが、上からも下からも何も出ない。

激痛と吐き気はますます激しくなり、明らかな異常を感じた瞬間、トイレの中で倒れ込んだ。
その音で目を覚ました妻が、「痛い、痛い!」と悶絶する私を見て驚き、119番。
幸い近くの県立病院が受け入れてくれて応急処置、ということだったらしい(痛み以外の記憶なし)。

体験したことのない痛みは我慢の限界を超え、パニック状態に陥った。
今朝から数十分おきの血便が止まらず、やむなく仕事も休んだ。
改めて専門医の診察を受け、月末に一日がかりの精密検査をすることに。

日頃から健康には十分注意し、食事・睡眠・運動とバランスのとれた生活の結果が、このありさま。
まったくもって、意味が分からない。
たしかに最近疲れ気味で、ストレスを感じてはいたが…。

夜中の3時過ぎにもかかわらず、またしても心配して集まってくれた両親と妹。
身重の体で、面倒かけっぱなしの私につき添ってくれる妻。
家族に恵まれている有り難さに、ただ感謝するのみ。

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【ネガティブな名言】 7月12日(日)

YouTubeをサーフィンしていたら、ちょっとおもしろいものを見つけた。

ネガティブな名言集

+++++

 目的のない生活は味気なく
 目的のある生活は煩わしい
      ―ヘルマン・ヘッセ

 不幸なる人々は
 さらに不幸な人々によって
 慰められる
        ―イソップ物語

 新しい喜びは
 新しい苦悩をもたらす
     ―モーツアルト

 さらに良くしようとして
 良いものを駄目にしてしまう
       ―シェークスピア

 弱虫は幸福をさえ恐れるものです
 綿で怪我するんです
 幸福に傷つけられることもあるんです
                  ―太宰治

 我々は幸福になるためによりも、
 幸福だと人に思わせるために
 四苦八苦しているのである
        ―ラ・ロシュフーコー

 人が私に同意するときはいつも
 自分が間違っているような
 気がしてならない
        ―オスカー・ワイルド

 人を動かす二つのてこは
 恐怖と利益である
      ―ナポレオン1世

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これいい、なんかイイ!
ポジティブな名言集ばかり目立つが、実はネガティブなぼやきのほうが、普通の人の共感を呼ぶのでは。

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【視点が変わる言葉(2)】 7月11日(土)

■「どんなにたくさん食べても、一日経てばお腹はすく。
 “心の空腹感”も、一度満たされたからといって、ずっと満腹なわけじゃない」

■「野球にも、表と裏がある。
 人にだって、少しくらいウラオモテがあってもいいじゃないか?」

■「波のない人生なんて、つまらない。byサーファー」

■「元気があれば、何でもできる。
 元気がなければ、何もできない」

■「やることリストは、重要度から片づけない。
 とっつきやすいものから始めて、リズムを楽しむ」

■「地球には重力があるんだ。
 誰だって放っておけば、落ちていくもんなんだよ。
 立ってるだけでも大変なんだ。
 だから英語で、I can't stand it!(もうガマンできない!)って言うんだよ。byナカモト」

■「最後まで必死に戦った負けには、大きな価値(=勝ち)がある。by杉原輝雄(プロゴルファー)」

■「その他大勢の精子と同じく、男はそもそも振られる生き物。
 振られてこそ、男」

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【視点が変わる言葉(1)】 7月10日(金)

■「自立」と「孤立」は違う。

■「ろくでなし」だが、「ひとでなし」ではない。

■「しつこく」はないが、「しぶとい」。

■「心配」するな、「心配り」をせよ。

■「こうていペンギン」になれ、「ひていペンギン」になるな。

■「従う」のではなく、「慕う」。

■「真剣」だけど、「深刻」じゃない。

■すぐに「結果」は出ないけど、やったらきちんと「成果」が返ってくる。by長谷川理恵(モデル/ランナー)

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【コーヒーを飲みながら】 7月9日(木)

コーヒーを飲みながら、俺は人生をふり返る。
いつも俺は、道の先ばかりを見てきたけど、
一杯のコーヒーを飲むわずかな瞬間だけは、
道程をふり返ってみるのもいいかもしれない。
迷わず前に前に来たこの道が、
どんなものであったかを。

―アントニオ猪木

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【日本的美意識】 7月8日(水)

今日はせっかくの月に雲がかかって、うっすらと光がもれる眺めだった。
いつものように堤防を歩いているうちに、幻想的なおぼろ月になった。
どこかで聞いた、次の言葉が心に浮かんできた。

「中秋の名月も、春のおぼろ月夜にはかなわない」

「イエスかノーか!」「白か黒か!」の西洋的論理では、感じにくい美しさだろう。
どちらでもあり、どちらでもない、うっすらとした彩り。
日本人でよかったなあ。

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【満月の七夕】 7月7日(火)

今日もたそがれ前には仕事から戻り、早めの食事を済ませてくつろぐ。
「たそがれ」とは、薄暗くなってきて通り行く人の顔がはっきり見えず、「誰そ彼」と尋ねたが語源だそうだ。
夕焼け、夕暮れ、夕闇は、一日のうちでいちばん好きな時間の流れだ。

今夜も妻と、夜の川沿いウォーキング。
七夕ということもあり、見事な満月にそれぞれお願い事をした。
あとで聞くと、二人とも自分のことではなく、家族と愛する人たちの健康と幸せの祈りだった。

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【鈴木先生】 7月6日(月)

コミック「鈴木先生」(現在1〜7巻)にハマっている。
中学校の教師を描いた作品なのだが、どこまでシリアスなのか、コメディなのかがわからない。
妙に教育現場のリアリティがあるが、鈴木が果たして優秀な教師なのか、ダメ男なのかも解読不能。

マンガにしては、生徒に言って聞かせる場面のセリフが異常に多い。
しかし、現役教師の私でも思わずうなってしまうような、目からウロコの理屈。
特に性教育に関しては、かなり真剣に考えさせられる。

こんな不思議な教師モノのマンガは初めてだ。
以下は第1巻から、クラス討論をさせようとする鈴木に対する、ある保護者の言葉。
とにかく、どの登場人物の言葉も、それなりに深いのだ。

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「自由な討論というのは、常に最良の道なのでしょうか?
 この問題はデリケートです、そして根が深い。
 意地や対面を配した実のある話合いが可能とは、とても思えません。
 「話合い」が相手を打ち負かし、自分を通すための戦闘…「討論」に落ちた時…
 そうした体験ばかりが積み重なれば、内面での葛藤を乗り越えていく大切な成長の機会が失われてしまう…
 生徒それぞれの胸の内で思考を熟成させる機会を与える、そんな選択も―
 教師として決して責任の放棄ではないはずです。

 「教育は折りにふれ」ではないでしょうか?」

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在学中にワルだった卒業生が学校に来て、自分に本気でぶつかってきてくれた体育教師に礼を言う。
そして鈴木に対し、授業も話も面白いが、表面的な人気だけで優等生の点数を稼いでいるだけと侮辱。

「本当の人気ってのは、時間が経てば結果が見えてくるもんなんだぜ!?
 オレたち落ちこぼれは、受けた恩は絶対に忘れねェ!
 優等生のヤツらで、卒業してからここを訪ねてきたヤツって、どれだけいる!?」

これですっかり生活指導の体育教師は機嫌が良くなり、鈴木は落ち込む。
それで終わりかと思いきや、話を聞いていた鈴木派の女子生徒が反論してどんでん返し。

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「誰がひいきしてて、誰がひいきしてないって?
 自分らに全力であたってくれない人は、みんな差別主義者のエコひいき野郎になっちまうのかよ!
 理屈で考えてすでにおかしいじゃねェか!
 いいか…?
 鈴木先生んとこに卒業生が来ないのはなァ―
 みんな今の現場で精一杯頑張って立ち向かっているからなんだよ!

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とにかく3巻以降のパターンも、一度は誰かがガツンと言って、周りも説得された形となる。
普通ならそれでシュンとなって、結論が出たような終わり方になるだろう。
ところがこのマンガでは、さらにそれを覆す意見が次々と出てくるから、理屈屋の私としてはオモシロイ。

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【人生後半のコスト・パフォーマンス】 7月5日(日)mixiより

「タウンみやざき」6月号では、夫婦のカラーグラビア(笑)で目立ってしまい、お騒がせしました。
若草通りの蜂楽饅頭を買いに行ったら、撮影中だった鉱脈社の方々とバッタリ。
でも、おかげでいい記念になりました。

先月末が「結婚披露宴一周年」で、来月末が「出産予定日」です。
10年間の独身生活を経て再婚し、おじいちゃんみたいな年で父親になります。
ちなみに、超音波でおちんちんが見えました。

今月は、離婚と同時期に始めたホームページ「文武両道」を最初から読み返しています。
どの文章も昨日書いたように思い出せる半面、当時の未熟さが恥ずかしくなりますね。
ちょっとばかり、回り道しすぎた…。

自己啓発っぽいものにハマッてテンション上げたり、癒しを求めたり、本業以外でやたらとスケジュールを詰めたり。
今そういう人たちを見てよくわかるんだけど、やっぱ寂しかったんでしょうね〜。
我ながら痛々しかった。

そういう不自然な世界から救い出してくれた今の奥さんには、ホント感謝です。
これを言うとミもフタもないけど、愛情に満たされ安定していたら、妙な活動など必要ないんですね。
昔の自分に言いたいことは、ただひとつ。

「ワケわかんないことばかり言ってないで、ちゃんと仕事して生活費稼げよ」(笑)

たとえばこれからまた、私が何冊か本を出すとしますよね。
膨大なエネルギーと時間をかけて、世間的にちょっとした評価を得たとする。
でも、不特定多数からの一時的な賞賛のために、貴重な一家団欒のひとときを犠牲にしてもいいものかと。

人生はコスト・パフォーマンス(費用対効果)だけで計れるものではないけれど、さすがに人生折り返し地点を過ぎると、そうも言っておれません。
妻や子どもと過ごせる残り時間は、まちがいなく平均の男性より少ないのです。

今後、家族のこと以外で何はやったほうがいいか、何はやらないほうがいいか、シンケンに検討中です。
先日も、お世話になった職場の先輩教師(59歳)が脳卒中で急死…。
人生は有限なんですよ、主に中年以降のみなさま!

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【私の肉体マネジメント】 7月5日(土)

45歳にしては、メタボとはほど遠い体をキープしていると思う。
たまに職場で同僚や生徒が筋肉をさわってきて、そこそこ衝撃を受けてくれる(笑)。
これも日頃のたゆまぬトレーニングのおかげ…ならカッコイイのだが、実はそれほどでもない。

まず、うちは昼食までは普通に食べるが、夕食だけは植物性中心の健康食にしている。
間食もほとんどしないし、寝る前も食べないようにしているので、体重が増えることはない。
その逆をやると、まちがいなく太るが…。

これに加えて、週3回ほど軽い筋トレと有酸素運動をするから、当然シェイプアップされていく。
これだけである。
ちなみにトレーニングの時間は、毎回トータルで1時間以内。

現在の私の肉体マネジメントに特徴があるとすれば、次の2つだろう。
(1)日常生活の中に組み込んである。
(2)できるだけ自宅で妻と一緒にやる。

いずれも短時間で、今後なるべく家族と過ごすための工夫だ。
(1)は、職場でもアイソメトリックやストレッチ、階段トレーニングを人知れず?行っている。
(2)は、妊娠中の妻のウォーキングに付き添って、脂肪燃焼に最も効果のあるスロージョギング。

筋トレは、家ではプッシュアップバー(胸の筋肉に効かせるため)とブルワーカー。
妻には安全のためゴム製のチューブでやらせているが、これが意外と効く。
重いダンベルなどは、子どもが怪我をするといけないので置いていない。

負荷を大きくするときはジムに行くが、有酸素とストレッチは自宅でやるから、30分で帰ってくる。
週3回行けそうなときは、スプリットルーティン法で、(月)胸と三頭筋、(水)脚と肩、(金)背中と二頭筋に分ける。
短時間で効果を上げるため、スロートレーニング(加圧より安全)+筋肉収縮3秒間保持で行っている。

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【便利の弊害】 7月4日(金)

ニュースを見ていたら、「ハイブリッド車の意外な盲点」というのをやっていた。
エンジン音がほとんどしないので、目の見えない人にとって「脅威の殺人マシーン」となっていると。
エコで環境を守ったつもりが、事故で怪我をさせたり命を奪うというのでは、本末転倒である。

便利さを追求しすぎると、必ずといっていいほど「副作用」が起きる。
中高生が地獄に陥っている「メール依存」がいい例だ。
人とのコミュニケーションが目的だったはずが、人間関係で悩んでいるのだから笑えない。

ポケベルが「24時間、首輪をつけられているようだ」と嘆かれていた頃が懐かしい。
何でも「ほどほど」に。
バランスを崩さない程度に。

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【俺は生きたんだ、どうだ!】 7月3日(木)

YouTubeで見つけた、ジェームス・スキナーさんの語り。
さすが、代表的なモチベーショナル・スピーカー。
あいかわらず、腹の底から燃えてくるようなインパクトがある。

http://www.youtube.com/watch?v=vMV0_F5_n5U

成功者として稼ぎまくっているだけに、いろいろ言われているようだが。
何かとケチをつけたがる人へ、「じゃあ、アンタがやってみたら?」。
私は基本、自分にできないことができる人は、人格や条件に関係なくリスペクト。

※削除されたらしい、何でだ〜!?(7/30)

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【バトンに思う】 7月2日(水)

これだけはゼッタイにやりたくねー!
そう思っているのが、mixiなんかで人気らしい「バトン」とやら。
決められた質問に答えていくのを、次々と回していくやつだ。

自分のことを聞かれるのが、もう嬉しくてたまらない!という感じ。
ところが多くの人は、自分のことにだけ興味津々で、他人のことなど興味なし。
ということは、ほとんどその人の答えは読まれていないと推測される。

集合写真で、まず最初に確認するのは誰の顔ですか?
みんな、自分がどう見られるかで精一杯。
他人の免許写真が半眼だろうが、髪型が変わろうが、知ったこっちゃないのだ。

相手の心のコップは、自分の水で満タン。
こちらの水を入れてもらうには、まず相手のコップを空っぽにしなければならない。
セールスや交渉のコツは、商品の説明などより、ひたすら相手の話を聞くことらしい。

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【東国原英夫という生き方】 7月1日(火)

「生まれてくる子は、東国原さんにちなんで英夫と名づけたら?」
父からけっこう真顔でそう言われて、ちょっぴり悩む今日この頃(笑)。
我らが宮崎県知事が、国政に行くかどうかで、全国でちょっとしたニュースになっている。

同じ「どん底→離婚→40代で人生リセット」の男として、私は彼の生き方そのものを応援しているので、当然賛成派である。
人を応援する、味方であるということは、(法を犯さない限り)そういうことだろう?
雰囲気に呑まれて、付和雷同するなということだ。

忘れてはならないのが、知事が就任以来、必死になって、ここまで宮崎を盛り上げてくれたこと。
すでに大いなる恩恵を受けておきながら、黙っているなんて卑怯だ。
感謝もせずに非難している一部の県民や、足を引っ張ってばかりの地元新聞など、とんでもない話だよ。

「任期途中で無責任」などと理屈をつけているが、実は男女の別れ話で「捨てないで!」とすがる心理と似た部分がないか?
過去の県知事が、宮崎のためにここまで一生懸命にやってくれたか?
マイナーな宮崎が、(数十年前の新婚旅行ブーム以外で)ここまで有名になった時期があるか?

思うに、この重要な場面で知事を非難する人たちは、失恋や離婚で別れた相手の悪口を言うタイプではなかろうか。
一緒に旅している時は愛想よくして、相手が乗り換えで別の地に向かう自由は認めない。
一度つき合い始めたら心変わりは決して許さず、最後は心中までしろとでも言い出しかねない(笑)。

つき合ったからこそわかる相性の悪さや、お互いの成長に伴う気持ちの変化、方向転換の必要性だってある。
予想外のところからひょっこり、大きい意味での「千載一遇のチャンス」が現れたりもする。
「より良い」選択のために、「良い」関係に終止符が打たれることもあることくらい、大人ならわかりそうなものだが。

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