仏陀国の聖迦●(口+云)

1938年(昭和13)
35.0cmX23.0cm



これはインド独立運動の指導者であったマハトマ・ガンジーを描いたものといわれる。
肩から下をのびのある墨線であっさりと描いているのとは対照的に、顔の部分はかなり神経を細やかな描写をしている。

深い眼孔の奥底から鋭い眼差しには、清廉で強固な意志の持ち主であったその人の性格がみごとにとらえられており、華岳のこの人物への深い共感がうかがわれる。