宮日カルチャー
継続講座 (2.24)

今回はカラオケボックスでの自己紹介と2分スピーチ(自由題)をした。ラオケボックスへは通常は仲間で行く。だから「自己紹介」はしない。

しかし会社の忘年会などの余興でカラオケで唄うことはよくある。そんな場面に合う「ミニ自己紹介」だ。

これはこれまで練習してきた「自己紹介」とはまったく違う世界だ。普通の自己紹介ではない。ポイントは@面白いこと。A 短くキャッチフレーズを使う。B身振り、手振りも効果的にする。

ねらいは「人を楽しませること」にある。世の中に「マジメがとりえ」という人は多い。マジメというのは悪いことではない。しかしどんな場面でも「マジメ」で通されては娯楽の際に雰囲気が盛り上がらない。服装でも会議にはスーツ、海辺ではTシャツというように「ふさわしい服装」がある。

ふだんはマジメでもよいが、余興でカラオケを唄う場面では、雰囲気を盛り上げるために「思いきりハジケて」みてはどうだろうか?
わかりやすく言えば「夜の顔に変身する」のである。

カラオケ場面でも「マジメ」を振り回されては盛り下がる。マジメは昼のビジネス場面だけでいい。
もちろん下品にハジケるのではなく、上品にハジケるのである。

自己紹介といっても面接試験ではない。学歴は不要。ただし出身地は必要。イメージとして「男はつらいよ」の寅さんの仁義セリフを参考にするとよい。

あのような「名調子」と呼ばれる口調は、終りが大事。「ご声援ありがとうございます!とか、どうぞよろしく〜」がふさわしい。よく「頑張ります!」と言う人がいるが、仕事ではないのであまりふさわしくない。

カラオケ余興では時々「面白いこと」を言いながら座をもり上げる人がいる。その人を良く観察して、そこから学ぶ。
自分用の「紹介文句」ができたら、何度も練習して完全に記憶しておく。すると現場でアドリブを入れる余裕も生まれる。

「話し方教室」のあなたは、よくお判りと思うが「頭の中で考えた」だけでは実行できない。かならず何度も口に出して語り、練習することが大事である。「身振り、手振りを効果的にする」、

棒立ちしゃべりは不向きだ。アイコンタクトをオーバーにする。イメージとしては「観光バスガイト」に似せてマイクを持ってない手にも「動き」をつけよう。
自分の「まじめスタイル」にこだわり、くずせない人は、ある種の臆病でありサービス精神が不足の人が多い。「ひとを楽しませてあげよう!」という気持が必要だ。

実例@
カラオケボックスでの自己紹介

はい!お待たせしました!皆さんこんばんは〜勝手に自己紹介させていただきます。私、□□□□と申します。今夜はカッシーと呼んでください!関門海峡、福岡の門司でうぶ湯を使い、22歳の春に天孫降臨のご当地宮崎にやって参りました。以来MRTのアナウンサーとして、下北方町のアンテナから皆様のご家庭に美声を届けてまいりました。

古いヤツほど新しいものを欲しがるもんでございます。しかし最近の歌はメロディが何やらわかりません。今夜は古い演歌で勝負いたします。□□□□と申します。今夜はカッシーと呼んで下さい。ご声援、ありがとうございました!
実例A
はい!皆さん、お待たせしました!高岡の歌姫「□□ひとみ」でございます!今夜は「なべりん」と呼んでください〜〜春は桜の天ヶ城、月知梅の香りにつつまれて、花も恥らう高校3年生まで高岡で育ちました。□□ひとみでございます。

OL生活拾何年…恥かき汗かき健気に歩んで参りました。今じや何もコワイものはございません。ウイークポイントは彼がいないことであります!
こんな私に誰がした、いえいえすべて私が悪い、悪い私をぶって下さいませ、

歌はすでに始まっています。2番から唄わせていただきます。皆さま応援のほう、よろしくおねがい致します。
今夜は「なべりん」と呼んでください。健気な「なべりん」があなたの為に唄います「□□□□□」。ご声援ありがとうございます!
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