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今回はカラオケボックスでの自己紹介と2分スピーチ(自由題)をした。ラオケボックスへは通常は仲間で行く。だから「自己紹介」はしない。
しかし会社の忘年会などの余興でカラオケで唄うことはよくある。そんな場面に合う「ミニ自己紹介」だ。 |
これはこれまで練習してきた「自己紹介」とはまったく違う世界だ。普通の自己紹介ではない。ポイントは@面白いこと。A 短くキャッチフレーズを使う。B身振り、手振りも効果的にする。
ねらいは「人を楽しませること」にある。世の中に「マジメがとりえ」という人は多い。マジメというのは悪いことではない。しかしどんな場面でも「マジメ」で通されては娯楽の際に雰囲気が盛り上がらない。服装でも会議にはスーツ、海辺ではTシャツというように「ふさわしい服装」がある。
ふだんはマジメでもよいが、余興でカラオケを唄う場面では、雰囲気を盛り上げるために「思いきりハジケて」みてはどうだろうか?
わかりやすく言えば「夜の顔に変身する」のである。
カラオケ場面でも「マジメ」を振り回されては盛り下がる。マジメは昼のビジネス場面だけでいい。
もちろん下品にハジケるのではなく、上品にハジケるのである。
自己紹介といっても面接試験ではない。学歴は不要。ただし出身地は必要。イメージとして「男はつらいよ」の寅さんの仁義セリフを参考にするとよい。
あのような「名調子」と呼ばれる口調は、終りが大事。「ご声援ありがとうございます!とか、どうぞよろしく〜」がふさわしい。よく「頑張ります!」と言う人がいるが、仕事ではないのであまりふさわしくない。
カラオケ余興では時々「面白いこと」を言いながら座をもり上げる人がいる。その人を良く観察して、そこから学ぶ。
自分用の「紹介文句」ができたら、何度も練習して完全に記憶しておく。すると現場でアドリブを入れる余裕も生まれる。
「話し方教室」のあなたは、よくお判りと思うが「頭の中で考えた」だけでは実行できない。かならず何度も口に出して語り、練習することが大事である。「身振り、手振りを効果的にする」、
棒立ちしゃべりは不向きだ。アイコンタクトをオーバーにする。イメージとしては「観光バスガイト」に似せてマイクを持ってない手にも「動き」をつけよう。
自分の「まじめスタイル」にこだわり、くずせない人は、ある種の臆病でありサービス精神が不足の人が多い。「ひとを楽しませてあげよう!」という気持が必要だ。
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