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○主題の決めかた。
・話し手が話せるか、(程度)
・話し手が興味があるか、(内容)
・聞き手が興味あるか、(年齢)
・時間内に納まるか、(組み立て)
・うらずけ材料はあるか(具体例)
○話すときの順序。
・あいさつ(名のる)
・聞き手に話しかけ信頼関係作る
・導入部分
・展開 (なんだろう?)
・整理
・わかったかな?質問、感謝
◎「的確な一言」探し、多くをしゃべらなくても、その一言で分かってもらえる言葉を探してそれを使うことは効果的だ。 |
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さて、飛行機のことはこれくらいにして「話し方教室」の2回目について述べる。
今回から助講師とでも言えるA子さんというインストラクター課程後半の容姿端麗女性が「指導実習」で進行役をされた。受講生たちもいずれはその立場になるので、ひとごととは思えずその進行ぶりを見守った。発声練習、話の組み立ての基本形などのお話をされ、先生のアドバイスや受講生の感想などを適宜入れながら講義が進められた。
まずは、「人前で話すこと」に慣れること。
数度のスピーチの順番がまわってきた。前回で見当がついていたので、自分でもスピーチの組み立てや多少の練習をしていたので今回は驚かなかった。しかし2分半程度との条件があり、つい時間オーバーしてしまった。
具体例をくとくど述べているとあぶない。必要最小限度の「具体例」で進めないと時間オーバーする。用意した「うらずけ話」の取捨選択が当然必要で、あらかじめ自分が構成した転開にこだわってはいけない。
話すときの目線の配り方は扇形にする。
ゆるゆると扇形に動かしてはいけない。人数が少ないときは一人に2秒程度アイコンタクトをする。そして隣へ目線を移動する。これも慣れないと聞き手の目が怖くて目を宙に泳がせがちになる。それでは聞き手と良いコミニュケーションは作れない。
こういう教室の良い点として、どんな下手な話をしても熱心に聞いてくれる人がいる、ということ。これは話す練習をする者にとってありがたいことだ。
以前私が仕事で講演を頼まれたことがあった。私の話も下手だったが、聴衆のほとんどが「動員された人達」であったので「聴く気がない」のが伝わってきて、途中で話をヤメようかと思うほどイヤな気持になったことがあった。
「聞く気のない人」の前で話すことほどつらいことはない。
学校の先生の苦労がよくわかった。 |