<何もしないという選択>



携帯電話が鳴らない。
メールもこない。
テレビも新聞もない。
ただ、透明な海が水平線まで広がっているだけ。
やらなければならないことが、ほとんどない。
それが、こんなに心地よいものだったとは。
何もしないのも、ひとつの選択だった。

もどる