<星空まで>



夕暮れが星空に変わるまで、ずっと独りでここにいた。
この場所に座って瞑想して、寝転んで星空を見上げることを夢見ていたから。
降りそそいでくるような無数の星が、どれだけ美しかったことか。
いつまでも風に吹かれていたことを、僕は決して忘れない。
いつの日か必ず、またここに戻ってくる。
目を閉じて宇宙を感じながら、そう確信した。

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