<夕方の日課>



夕方になると、崎山さんはポントグ(砂州)に出て瞑想する。
犬たちも、一緒について来る。
腰骨を立て、丹田で呼吸をして、全身に気を入れる。
肉体も精神も、大自然に溶け込んでいく。
やがて、宇宙と一体になる。
あとで、自分もあそこに座ってみようと思った。

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