Smoking during pregnancy linked to autism


2002-07-03 11:32:21 -0400 (Reuters Health) NEW YORK :Epidemiology 2002;13:417-423.



喫煙する妊婦から出産した児は自閉症になる危険が増加すると予想されます。自閉症は子供500人につき1人の割合で発見されます。自閉症ではコミュニケーションや人間関係を保つ能力が障害されます。自閉症は視覚、聴覚、触覚刺激に対する反応が障害されるかもしれません。障害を持つ子供たちの3分の1は正常か、正常に近い、高いIQを持っています。


医学専門家は自閉症の発生には遺伝が関与していると考えていますが、環境因子を除外することは出来ません。Karolinska Institute in Stockholm, Sweden のDr. Christina M.Hultman さんは、1974年から1993年の間に生まれた408人の自閉症と診断された子供たちと、同じ期間に生まれた2040人の自閉症でない子供たちとを比較検討しました。


妊娠初期に毎日タバコを吸っていた母親から生まれた子供たちは自閉症を発症する危険が40%も増加することが明らかになりました。この研究はEpidemiology 6月号に掲載されます。著者は言いました。「妊婦の喫煙が胎児に及ぼす長期的影響は、精神や肉体の発育に及ぼす影響は完全に解明されてはいませんが、喫煙が子供の行動に影響を及ぼすことが知られており、衝動的行動、混乱(conduct disorder)、注意障害、多動などと関係があります。」

その他の発見として、帝王切開は自閉症の危険を60%増加させることや、妊娠週数に比較して小さい児は自閉症の危険が2倍になることも明らかにされました。研究者は、自閉症の原因解明のために、遺伝のみならず環境面からの研究も必要であると結論しました。



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