Page12        心 模 様      2006年5月14日 峰響子

 

そんなこと言わなくたっていいじゃない 意地悪ねって仕返しのまね

 

お互いに、たいていのことは何を言いたいのかわかるんです。

それなのに変化球を投げてくる・・・「ァ〜そう言うこと〜」

と思っても、「どうしてそんな意地悪を言うの??」と言ってみたい。

 

街路樹の青く目にしむ歩道沿い ガラス戸越しに一人のランチ

 

楠並木が青く目にしみて、なんて心地の良いこと。

一人だけの職場でひっそりと摂る昼食、今日は外へ飛び出して

若葉が贅沢なランチタイムを・・・

 

アケボノを肩にまとって尾鈴山 峰を歩けば天女の気分

 

峰を歩けばアケボノツツジが肩を染めて、まるで天女の羽衣を

まとっているかのようです。

身も心もアケボノ色に染められて、天女の気分で尾鈴山を歩きました。 

 

芳しい峠の芽吹き澄んだ空 友と飛び込む阿蘇のふところ

 

今年も5月の連休に阿蘇の麓にやってきました。

峠を越えるとそこは別世界、春の芽吹きが芳しく澄んだ空が清く優しい。

旧知の友も一緒になって、「せ〜の」と懐に飛び込んで童心に返りました。

 

ただ静かただ大きくて深い森 抱かれる時透明になる

 

水が澄み緑が深く大きくて・・・静寂の森は大きくて何時訪れても変わりなく、

この森にいだかれて深い息をすると、森色に染まり存在が森にとけ込むような・・・

無色透明の時間を叶えてくれます。

 

ずっとず〜と傍にいてねとしがみつく いつまで言ってくれるものかな

 

子犬のようにまとわりついて、見上げながら言うこと・・・

なんて可愛いことを言ってくれるの!

何時までもそんな風に言ってくれる?? 言って欲しいけど?? 

 

       

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