Page11          心 模 様    2006年4月30日   峰響子 
            

雲海のたなびく神話の高千穂を 国見の神と共に見下ろす 

 

朝早く雲海に包まれた丘、国見ヶ丘。

高千穂の町は神々が降り立ち、神話の里を見下ろすと言います。

澄んだ空気を胸一杯に吸い込み、遠く峰峰を眺めると、すぐ側に神々の姿がありました。

 

遠いとこ「ようこそ来たね」早早と 眠そうに言うカタクリの花

 

遠路はるばるやって来ました「カタクリさんおはよう〜*」

するとカタクリさんが眠たそうな顔をして「いらっしゃい、なんて早いこと」、
言っているように
顔を上げてくれました。

 

こんにちは目丸の山のカタクリさん 騒がしいねと微笑んで咲く

 

「お邪魔してごめんなさい」目丸の山は訪問者でいっぱいです。

「カタクリさん、こんにちは〜*」静かな山も今日は本当に賑やかで、

カタクリさんは驚いたんでしょうか?顔を上げて挨拶を返してくれました。

 

思い出は氷の中で今もなお 心模様に色も無いまま

 

心に残る何かがありますか?

温かいものですか?

冷たいのですか?

氷の世界に何かをしまっていませんか?

氷は溶けて流れるでしょうか?

 

軒下に赤く咲く花ホッとして あらしの後の朝日が眩しい

夜中に吹き荒れた風は早朝にぴたっと止んで、

通勤途中の花がいっそう美しく朝日が眩しい。

春に吹き荒れたあの嵐はいったいどこへ。

 

透きとおる桃色の息みちみちて 天使が傍で朝を迎える

 

寝息までが薄い桃色に染まって、部屋中に充ち満ちています。

この子が側にいるだけで冷たい朝も温かくみずみずしく・・・

こうして天使と共に朝を迎える・・・なんて良い朝。

 

行きつけの魚屋さんで鯵買って こぶじめしよう週末の夜

 

今週のお仕事はこれでおしまい!

一生懸命お勤めの後は、近所の魚屋さんをたづねよう〜♪

「いつもの、鰺はありますか」今日はこぶじめにして。
   
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