page10         心 模 様       2006年4月22日   峰響子   

 

空気までペパーミントに染まってる 衣替えした楠の在る町

 

もうすぐ五月、楠の大木がすっかり衣替えして、き緑色の若葉が新鮮です。

この時期の宮崎県は光が眩しく真っ青な空で、

町の空気がペパーミントに染まって、風もペパーミントに香ります。

「県庁前の通りが楠並木」の宮崎県は市町村合併等、政治経済面でも新しい出発をしました。

 

幸せか?生きているってこんなこと 特に問題無ければ淡々と

 

幸せかいって誰かが歌ってる?

急に聞かれたらどうしよう。

何か良いことあったっけ?

美しいものが美しく、美味しいものが美味しければ

あーそれに、愛しい人が愛しければ・・・

そんなことあってもいいのと違うかな 今なら言える「一度っきりと」

 

若い時には一筋に理想を追っかけました。

いい人でありたい、いい人と巡り会いたい、いい仕事をしたい、あれもこれも・・・

良いことずくめの理想でした。

ところが今、納得出来るのなら、「1度っきりの人生だものやってみたら」と言いたい、言える。

あんな失敗もこんな躓きも涙も笑いも経験したから・・・

 

まあるくてピンクの大きな髪飾り ウサギにも似て飛んで跳ねる子

 

長い髪をウサギちゃん結にして、大きなまあるい髪飾りをつけて、

ホントに!!ウサギちゃんみたいに跳ねて元気な子。

 

青空を重ねてひかる群青の 湖面を桜が華よと乱す

 

山間いに広がるダム湖、雲ひとつ無い青空を映し、湖面がひかっています。

しずかな静かな風景に、ただ鳥のさえずりが心地よく、湖面を飾る山桜を見ていました。

ふわ〜っと風が来て桜は揺れて風に舞い、水面に散ってさざ波が立ちました。

「・・・」ため息が出るほどの光景です。

・・・こんなに美しいものなら、乱されてみたいものと思ったりして・・・

 

楠の木がき緑色になったころ ふわふわ歩く花の金曜

 

新旧交代の喧騒も収まりかけたこの時期、

楠の並木もいっぺんに交代をして、濃い緑色から黄緑色になっていました。

この時期、楽しいお出かけも多い時期ですね。

まして花金!!なんだか浮かれて「ふわふわ気分」です。

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