鹿児島県境近くにある、えびの市・吹上温泉。県道102号線(木場吉松・えびの線)
沿いに「デカイ看板」がありますし、「赤い屋根」の建物ですので、場所はすぐに分かると
思います。入浴料は250円(家族湯は600円)、営業時間は8:30〜20:30。
受付でパンフレットを所望しますと、「名刺をひとまわり大きくした」サイズの紙をいた
だきました。しかし、何故か「白鳥温泉下湯」の紹介が。「あぁ〜すみません。裏です。」
と受付のマダムからのご説明を受けました。どうやら、「吹上温泉」独自のパンフレットは
なく、他のパンフレットの「切り抜き」でした。「すみません、広告にかけるお金がなく
て…」と、訪問早々「謝られっ放し」です。イヤイヤ、別に気にしていないんですよ。今
の時代、どの業界でも「経費削減」は必要ですから…
吹上温泉・全景
→この時はまさかあんなにお湯が熱い
とは思っていなかったワケで…
泉質は単純温泉(低帳性弱アルカリ性高温泉)、源泉水温は58.0℃、湧出量は毎分
130.9リットル。公衆浴場の浴槽は内風呂(約2×3mの長方形)ひとつのみ。浴槽は
中で仕切られているので、泉温は若干異なります(浴槽底部は穴があいています)。無色透
明ですが、臭いと味に関しては「ヨウ素」っぽいものを感じます。
…ここまで、敢えて触れなかったのですが、とうとう書かなければならなくなりまし
た。
なんじゃ、こら〜?? 熱すぎる!! 「58℃の源泉かけ流し」の恐怖が待っていま
した。たまたま、地元の人らしきお年寄りもほぼ同時に入浴したのですが、筆者ともども
「熱湯風呂に入浴したリアクション芸人」状態。「江戸っ子」でも長湯は無理です。そ
こで、「共同戦線」を張り、加水・かき混ぜ作業をすること10分。ようやく入浴可能
な温度になりました。しかし、前述の「仕切りの穴」から熱湯は絶えず流れてきているので
油断は禁物です。多分「いいお湯」なんでしょうけど、「作業」に追われてばかりで、じっ
くりと浸かることは出来ませんでした。
吹上温泉・大衆浴場
→おいおい〜 こんなに熱いなんて
「聞いてないよ〜」(by ダチ○ウ倶楽部)
前述のお年寄りより先に退出したのですが、そのお年寄りに「ありがとう」とお礼を言
われてしまいました。いやいや、こちらのほうこそ「ありがとうございました」です。なん
だか「プロジェ○トX」みたい。筆者の帰路は、頭の中は「中島みゆき」の歌声が流れ
ていたことは言うまでもありません。
…こんなオチでいいのか?
(入浴日:2005年2月20日)