全国各地に「弘法大師(=空海)と温泉」にまつわる伝説があるようで、この「鵆(ち
どり)の湯」も案内板によると、「昔、弘法大師が傷を癒している“ちどり”を見て熊の
川温泉を発見した」とのことです。近くにある福岡・二丈町の「まむし温泉」も「弘法大
師がらみ」の温泉です。ワタクシにもこのような才能(=行く所すぐ温泉が見つかる)
がほしいものです。でも、平安時代には必要なモノでも、科学技術の発達した現代で
は「温泉を発見する」能力はこの世にあまり必要ないかもしれません。トリュフを見
つける豚のほうがまだ・・・? いやいや。
熊の川温泉・「鵆の湯」 外観
さて、「鵆の湯」。佐賀県富士町・熊の川温泉内にあります。
具体的には「湯招花(とうしょうか)」の真上にあります。よって、泉質は「単純弱
放射能泉」です。入浴料は500円、営業時間は10:00〜22:00。
入館すると、ロビーに付近を流れる嘉瀬川に生息する淡水魚が、水槽で飼育されていま
す。「『川』なんだから『海水魚』なわけないやん!」というツッコミはナシです。
浴室に入ると、もう一人の「ワタクシ」が「循環式かな?」と囁いています。入浴ご確
認したところ、「2割ほど循環しています。」とのお答えでした。「何の何に対する
2割なんだ?」というツッコミもナシです。
「鵆の湯」 露天風呂
浴槽の種類は内風呂(上湯(熱め・約1.5畳・ジャグジー付設)、下湯(ぬるめ・約
3畳))、露天風呂(ぬるめ・約3畳・若干塩素臭)、水風呂(約0.5畳)、ドライサ
ウナ。お湯に関しては、色・臭い(塩素臭は別にして)・肌さわりなどについてはよく分
かりません。また、浴室内に飲泉口がありますが、味は特にしません。どうでもいいです
が、水風呂は一般家庭用浴槽に木枠を覆ったものになっています。どうでもいいこと
ですので「なんでやねん?」というツッコミはナシです。
露天風呂からの景色は、塀に囲まれてよく見えません。
なお、家族湯は60分・1,000円で、車イスの方でも入浴可能とのことです(要予約)。
そういえば、あちこちに手すりが設けられており、バリアフリーによく配慮されていると
思います。これはツッコミ不要です。
(入浴日:2004年7月22日)