薩摩川内市(旧:入来町)にある「アゼロ湯」です。場所は国道328号線、「入来
温泉入口」の交差点から東に向かって、あとはがんばって探して下さい…ではなく、
ウロウロしていると建物が見えてくると思います(それでいいのか?)。 そもそも、
「アゼロ」ってどういう意味なんでしょう? 冒頭から躓いてしまったような気がしま
すが、いつものことです(開き直り)。
「アゼロ湯」・正面玄関
→ 駐車場は建物の裏側。
この「アゼロ湯」、近くにある「柴垣湯」とともに600年以上の歴史があり、大久保
利通ゆかりの温泉だそうです。600年以上前…入浴後、自宅で西暦1410年を調べ
てみると「タンネンベルクの戦い」がポーランドで起こったそうです。書いている
ワタクシ自身がよく分かりませんが…
「アゼロ湯」・内湯全景
→ 左端が「洗い場」です。
営業時間は6:00〜22:00(定休日は毎月5・20日、ただし土日祝日の場合は
翌平日)、入浴料は150円です。600年以上の歴史がありますが、入浴券は自動販売
機での発券になります。歴史は着実に進んでいるようです。泉温は57.8℃、泉質は
塩化物泉となっています。かけ流し式で、衛生管理のために塩素系薬剤を使用していると
のことです。「洗い場」の水(お湯)は、水道ではなく「ため湯」になっており、いかに
も(いい意味で)公衆浴場!です。お湯の色は茶褐色で、鉄分の味がします。
「アゼロ湯」・入湯証明
→ 「ぬるめ」の浴槽、しかも給湯口
から最も離れた所から。
浴槽は、内風呂がひとつで、大きさは約5×2.5m、そのうち2/3が「ぬるめ」、
残りが「あつめ」に仕切られています。「あつめ」のお湯は熱すぎて入浴できません。給
湯口のそばに、「こちらの浴槽(「あつめ」の浴槽)は熱湯の為、入れません。」の貼り
紙があります。しかし、あらゆる知恵を絞って、給湯口から出ているお湯を飲んでみ
ます。
「入来温泉の沿革」
→ これによると、「網代湯」が「アゼロ
湯」に変わってと思われますが、これ
以上ワタクシには分かりません。
その結果は、前に書いたとおり、鉄の味でした。「あらゆる知恵」と書きましたが、
端から見れば、ただの「阿呆」です。端から見ている人はいなかった…と思いたい。
「ぬるめ」のお湯は適温です。浸かっていると、外から柑橘系のいい匂いがします。やっ
ぱり、温泉は五感全てを感じて、ゆっくり堪能しないといけませんね。って、意味なく
「あらゆる知恵」を絞っている阿呆が言っても説得力はありませんが…
(入浴日:2010年9月18日)