作品創作の環境について 75

ひさしぶり作品づくりの愛好家紹介!!

 
田之上さんご夫婦

田之上さんが、工房に尋ねられた。

30年前ほど、延岡教室時代に来室していた方。

60歳半ばになるが、大病なく退職され彫刻を楽しんでいると語ります。

人間像を作っているそうで10cm角材のヘラノキを購入してもらった。

BCはじめたのは、奥さんの強い勧めだったらしい・・・。

これからも、元気で創作を楽しむことを誓い別れました。


   フクロウ彫刻する廣末さん               廣末三が造ったペーパーと修理中のハンドピース

廣末勝 さん・・80歳迎えた大御所です。

BCも20年超えるベテランです。
 何よりも氏が貢献されているのは、ツール修理と開発です。 

ハンドピースのベアリング交換など故障や修理を地元でできることは、

宮崎のBCの発展に大きな寄与と可能性を築いていただいています。

  ペーパー類も自作の商品として活用させていただいています。 

「商品として全国展開しますか・・?」の提案にも

「ノルマない生き方したい・・」と身の丈に合った人生を選択されます。

 スズメフクロウもそろそろ飽きてきています。



      甲斐さん                5月25日完成お披露目した「柿とハイタカ」

甲斐梅吉 さん・・団塊世代。

関西で在職中、大手メーカーのエンジニアでした。 

京都で生活されBCも当時「トリノス工房」田中博さんのもとで学ばれていました。

 当時、関西では、大手会社を早期退職しBC作家を決意するクォリティー高い方が多くいました。

少なからず、こうした作家たちを目の当たりにされてこられたでしょう。

 「ハイタカと柿」にどこか、自信気な姿を感じられます。



金丸さんがツミの彫刻をする。

金丸忠人 さん・・同じく団塊世代。

同時に私の高校(工芸科)の先輩でもあります。

最近、腰を痛めていて作品づくりも進みません。

しかし、前作のセキセイインコで気持ちが萎えた分、

ツミづくりに集中されています。



田口さん                すばらしいハビタットとルリビタキ

田口英二 さん・・(写真は昨年) 

現在、ツミ・カワセミ・ルリビタキに挑戦中。 

これまで作ってきた鳥種ですが、繊細でこだわり深く創作される方です。

 ルリビタキのために作ったハビタットがリアリティあるだけに、

相応しいBCを模索されているようです。



戸田さん ブッポウソウ彩色

戸田知孝さん・・団塊世代。調理職人さんでした。

職人気質の」人には、

聞けば私の知りえることをお伝えするが、聞かぬ限り、こちらからアプローチしないが望ましいようです。

「教室からワーク」に変えBC仲間と対等に付き合うのも、

こうした関係性が、創作に相応しいと思います。

本来、創作は自ら発生するイメージを形にすべきものです。

 現在ブッポウソウの彩色です。



中原さんハイタカ彩色

中原輝夫 さん・・退職された職場で雇用延長して働く現職です。

檍地区のコアジサシデコイづくり・設置活動に積極的です。 

現在ハイタカの彩色中!

仕事・自然・家族・創作と

多面的に充実させながら日常生活をおくっています。

 

創作の源泉・動機・継続・進化は、人それぞれなのです。

多様性あるのがいい。




作品創作の環境について76

バードカービングKOUTAROU
gorosuke@miyazaki-catv.ne.jp




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