作品創作の環境について 66

彫刻部門の感想について・・

「ドライブ・マイ・カー」感動なかった!

祝日11日は、美術館と映画館に久々に行った。

<彫刻部門> 

●大賞木彫 工藤大資(宮崎市・21歳)

●準特選 Pintuancyuniran(鹿児島・63歳)

●準特選 木彫 田村将太
(宮崎市・39歳)

を鑑賞した。 

 




大賞作品は、


若い作者が大作に苦戦し完成させた意気込みを感じ、荒さに目をつぶりましょう・・。

この意気込みの継続・進化を期待したいものです。

他の準特選は、

「華的力」とか「地の解」などニヒリズムで難解な題名をつけながら彫刻をなめていると感じた!

クスの板材を重ね合わせて、朽ちた部分等に多少手を加えたにすぎないものだった・・。 

あとの1点は記憶にも残らぬ説明しようのないもの・・。

これが宮崎県でなく全国公募展だったら、彼等の作品が私と肩並べることはなかったであろう。

 これが宮崎流なのだ!

ほんとうに宮崎の彫刻文化をボトムアップする透明性ある審査が行われていると思えない。

 さらに“本気度高め”作品で鑑賞者と感動・共感を鑑賞者の方々と分かち合いたいと決意した!





絵画部門も「無鑑査」と冠つけば高齢化もあり訴求力のない作品に終わってしまうようだ。

それは、「無鑑査という名誉」が、

なんの経済的・社会的価値をもたないことの証明をしているようにもある。

身近にも、そうした作家がいる。

そして特徴的に、公立学校で美術教員をしていた者が多い。

行政に逆らわない公務員を傭兵として世間に拡げ、

トップダウンで美術環境の権威機構を築く方向性があるのではないだろうかと穿ったりするのは私だけだろうか・・・?!




題名「感動したんだ!○○には・・。」展示台がほしかった。       作品横に立つ老いぼれた私。   体をもっと鍛えよう!


移設したキネマ館で話題の映画を鑑賞した。

演出家で脚本家の妻を持つのが主人公。

その妻が

 これまでも不倫していたことを知りながら事実に向き合おうとはしないままに

妻に先立たれる。





喪失感持ちながら、

仕事で滞在する広島で、自分の車の運転を担当する女性と巡り合う。

寡黙な彼女は、聞かれた話に応え、

自分が虐待で育てられた事実や母親を地震時に見殺したと告白する。

一方は裕福な生活者で妻の死に遭遇、一方運転手は薄幸な人生だが、

事実に向き合うことのないお互いの生き方に共感を得たのだろうか・・? 

後半でお互いの人生に向き合うストーリーだが・・

終わって感動することなかった。

口直しに「ウェストサイドストリー」を見に行こうと思った!




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