作品創作の環境について 49
●フォークアートおおや・出品準備!
●宮崎市美術展も参加!
今年の「おおや」は作品としたいという思いが沸々と湧いていた。
結果がいいに越したことはないが、
結果より創作すべき使命としてのモチベーションが完成まで続いた。
「里山創作実践塾」として創作意義に値するような気がしています。
宅配用箱も完成し搬入日を待っている。
幅24×奥行13×高さ55・樹種タブノキ
創作日数40日(時間200時間)ほど・・。
写真家の芥川仁さんにも、完成後メールで報告した。
写真と違って「中年の農業婦人」となったが伝えたい創作意図に変化はない。
題/母「農業志望の恋人と娘が帰郷する」
<作品解説>
故郷を出た後、地方に帰る女性は少ない。
旧態依然の集落意識や家父長制・男尊女卑の
精神風土に抗して母親は気丈に娘を育てた。
しかし、そうした現実を変える力を生み出しえない精神風土こそ元凶のように思える!
前例踏襲・上意下達・年功序列の旧態依然の集落意識からは変革は生まれない。
それは、アフガニスタン・ミャンマーの政権のように本来「民主主義」のない国と似ているのです。
民主的に知恵と工夫のある制度を若者に託し高齢者も協力する。
そんな時代や社会を夢とできないものだろうか!
仮題「水辺の風景」も完成させて、
46回 宮崎市美術展に出品することにしました。
ハビタットに水辺ヒメコウホネ。古竹に留まるカワセミが羽繕いの姿。
バードカービングを、安直に考えてきた、
ある教職者たちが、退職後に仲間を増やしながら狭い趣味世界を築いていた・・。
しかし、彼らは、教員を早期退職した岡山県の三好淳介さん(故人)を知り退職後自分の生活設計としたのだが、
三好さんのように生活をかけプロとして
バードカービングに踏み込んだのではない!
世界や日本の水準を仮に知っていても、
そこに自ら作者として競い合い、切磋琢磨して宮崎の愛好家を育てるという立場を貫いてきたわけではない。
当時の宮崎市教育長の意識と一致するのだが、
宮崎市大淀川学習館の建設時に「剥製ではなくバードカービング」を展示したいという要望に応えて、
安直・安価で展示しようとする思惑に応えたに過ぎない。
写真上は、2012年5月 「第20回みやざきバードカービング作品展」時の鈴木素直先生。
当時、鈴木素直先生(故人)と
「何十億円という予算で建物(ハード)は造るが、
文化・芸術(ソフト)は安価にボランティアで済ます。
それは、ほんとに文化芸術を育てる姿勢なのだろうか・・? 疑問だ!」
と話したのを思い出す。
そんな過去を知っている公務員は今いない。
だが、当事者の私は、決して忘れないし、怨念もある。
それだけに、「市美展」にバードカービングを出品するのだから力がいるのです。
バードカービングはこれだ・・!!
バードカービングKOUTAROU
gorosuke@miyazaki-catv.ne.jp