作品創作の環境について 41
●市民の森のハナショウブ訪ねる
●大物画家・渡辺省亭に学ぶ
●5月末の水曜ワーク
水辺風景の作品づくりに向け、ハナショウブを観察した。
イメージした風景と違うことに気づいた。
水面から花が咲いているのでなく畑のような庭園に株分けされた色々のハナショウブが育てられているものと理解した。
これでは、水面の古竹に留まるカワセミの作品に向かない。
ハビタットを変更することにした・・・。
急ぐわけでもないし、気持ちに余裕があるからこそできることなのだろうと考える。
明治~昭和にかけ正確な形態観察による花鳥画を描いた大物画家・渡辺省亭を知った。
現在、東京芸大で展覧会が行われている。
画壇等には帰属せず孤高に生涯を終えたことが、世間に知らしめることを遅らせたのでしょう。
明治のパリ万国博覧会に日本画家として、初めて参加、画家ドガに即興で描いた絵を寄贈した。
また、東京迎賓館には、彼の花鳥画を七宝焼きにしたものが展示されている。
いずれにせよ、彼の観察眼は、これまでの花鳥画の歴史を覆す画力を持ったものと言えます。
<自宅周辺での観察記録> 5月16日 ホトトギス 上記をAM5:00頃・初音聞く。 カッコウは、生息地への移動途上と考える。 |
廣末さん モズとレモンが完成した。 戸田さん アカショウビン 金丸さん アカゲラを壁掛け時計にした。 中原さん ふくらスズメ制作中。 鈴木さん ハヤブサ制作中。 田口さん ミソサザイ制作中。
*中原さんは、誕生日に息子たちに買ってもらったニコン製双眼鏡での観察が楽しそう。
創作に自主・自立あるものづくりを提案し、求められれば援助するというのが、
これまでの「教室」と違います。
モデリングまたは、デッサンで可視化する作品創りを心がけています。
まだ、ワーク参加者に欠けているものは、
「観察と感動もとに創作を楽しむ!」だと言える。
INや写真集などを媒体に作品づくりを目指していて、
実際に現場での観察や野鳥や剥製を手にしての制作経験が少ないと言える。
か・・観察は(感動は)
き・・興味あることに
く・・工夫し(苦労して)
け・・・継続した
こ・・行動を起こす!
バードカービングKOUTAROU
gorosuke@miyazaki-catv.ne.jp