作品創作の環境についてⅣ
ヤマガラがひまわりの種をくわえます(2020・5月)
鳥の餌台にやってくる野鳥に気づいた妻が図鑑を手に
「仲のよいモズが二羽でやってきている!」と得意げに話します。
。しかし「ヤマガラだ。モズはひまわりの種を食べない」
結婚、バードカービングに関わって40年。
自然豊かな地で25年以上たった現在での妻の識別力に唖然としました。
ともあれ、関心や興味がなかったら、
スズメとカラスの違いぐらいしかわからないのも無理ない。
野鳥の生態・形態が深まるには
その自然との経験・感動や気づきに触れることで身につくのでしょう。
コロナ中止!兵庫県おおや市の公募展について・・
公募展「フォークアートおおや」にリアルな鳥を出品しても
入賞はおろか入選すらできない体験あります。
ですから鳥擬人化するのですが、
作品意図を理解できる審査委員は少ないように感じます。
おおや作品・鳥人シリーズ(ハイタカをモチーフ)
常連で入賞する若い作家たち(北海道・愛知など)の作品には、
洗練されたみずみずしい刺激を受けます。
そうした実力者の中で切磋琢磨し、
賞金で50~100万円いただき全国宣伝されるとすればメリットは大きい。
また、市井作家が「貧乏と多忙さ」にめげず創作できるのは
銭目的だけでない世界観あるからなのです。
北海道の若い男性作家 愛知県の若い女性作家
全国バードカービング競技会も・・
今年2回目の開催準備している「木の鳥グランプリ」に出品予定しましたが、
コロナのため開催が延期して7月になるという。
主催は、JWCC実行委員会(訳*ジャパン・ワイルドファウル・カービング・コンペティション)
。
主宰者は鈴木勉さん。日本バードカービング協会の設立当時、
理事として私とも活動した方でもあり、宮崎の作品展に出品してもらった事もあります。
何よりも彼は、BC作家として全国的に有名です。
NHKラジオ第一の土曜日朝5:00から放送されている「マイあさ!」
の番組で、時々、野鳥の生態や形態の解説をしており、
メールで放送の感想を伝えたりしたこともあります。
今後グランプリ要項は学んで生かしたい。
宮崎での作品展または競技会は・・?
「自然保護理念」と「活動参画」という過去の組織は、役員中心となり苦労が多かった。
教室経営をしていた私は、作品展で「作品評価も教室宣伝」も一切しませんでした。
「作品展=教室」と思われては教室外の愛好家が参加しにくくなるし、
活動参画も主体性的でなくなると考えていたのです。
それでこそ「愛好会=MBCC」という期待が根底にあったのです。
素晴らしい作品を作るには、材料・ツール・創作環境など
深い思慮や資金含めての準備が必要なのですが、
これまでの私の活動に対する存在を
「テクニックだけ学べばいい」とか「教材として材料やツールのももらえばいい」
という安直さが払しょくされない限り、本当の作品展や競技会を
理解した共同準備集団ができるとは思いません。
ただ、これまでの活動から得た教訓は生かし
ホームページで今後発表していきたいと考えます。