作品創作の環境
についてⅫ
モデリングでブッポウソウ
近く夏鳥ブッポウソウを彫刻しいうと準備しています。
朝散歩していると近くの木の先端に留まっていました。
営巣地求める途中なのだと思います。
小翼羽を開いているから揚力の調整が必要な何かがあるのだろう・・。
鳥類測定値によると。全長30・嘴峰長21~23 ・
翼長18~20・跗蹠17~21・尾長87~103
粘土でモデリングを実寸大にした。
PC画像検索で写真の姿を決める。
作品はタブノキを活用しスリック仕上げにする予定です。
写真のようなパイプで体を支えることはない。
左の翼で重心を受け台座としても形を成す一木彫作品にする予定です。
そのためにも三次元的に理解しすすめることが失敗しない彫刻のセオリーだと、
少なくとも30年以上前から実践しているのです。
KOUTAROU工房のワーキングスペースに通う仲間に、
「モデリング」が理解されていなところもあり、実践で示す以外ないのだろう・・・。
写真は、1990年6月アメリカ・メリーランド州の大学構内で、
WARD FOUNDATION主催のサマーセミナーで、
作家のラリーバースが教室担当した粘土で鳥をモデリングする作業風景です。
鳩の死体やアジサシの動きなど詳細なデッサン(実物大)をもとにして1週間かけ数体のモデリングをするのです。
当時、日本で、写真のような特殊な白い粘土は探すことができませんでした。
工業用粘土「油土」というものを使って作業していて手も汚れます。
積極的に誰もがやりたい作業でもありえなかったと思います。
当時、セエミナーの一人に北海道から房川 ひろしという私と同年の男性がいて
彼も「粘土でのモデリング」に否定的でした。
私は渡米前から粘土=モデリングの実践に確信があったので
彼の意見には賛成できませんでした。(彼や作品も写真あるが名誉のためやめる)
後日知ったのですが、彼は学習院大学卒で北海道で木彫民芸的な鳥を販売し、
傍らバードカービングの教室を開いていたようです。
生徒には、彼より有名になってしまった北尾久美子さんがいました。
北海道/北尾久美子作品・宮崎の作品展にはクマゲラを出品いただきました。
何らかの作家や教室に通うと、まずは関わりやすく手立てが施されていて、
図面やカットアウトされた材料が手に入ります。
それに対価を払えば、バードカービング作家と自他ともに錯誤してしまう。
「教室」と名乗っていた時期に通っていただいた人も多いが、
辞めてバードカービングを創作活動で名前を聞く人は、むしろ無に等しいです。
「彫刻はいいが・・彩色が問題」と、すでに彫刻卒業論を言論の自由ゆえに発言する。
真摯に素晴らしいい作品に向き合う姿勢を私含めて見直したいのです。
このHPを作成している7月30日、ラジオで香港で民主化の運動する大学生4名が逮捕されたことを知った。
「フォークアートおおや展」出品のため制作していた作品はまさに学生支援するものでした。
「おおや」はコロナで中止になりましたが、ブッポウソウより私にとって優先順位が上です。
とりあえず今日はここまで・・
バードカービングKOUTAROU
gorosuke@miyazaki-catv.ne.jp