全員無事下山で極楽へ

72 平成15年10月19日(日) 晴れ(温度16〜24度) 2〜3/2クロ
山名  高千穂峰(1574M 宮崎県都城市) 
行程  5:10 自宅発−
 6:00 萩の茶屋駐車場集合−
 6:35 霧島東神宮登山口(標高470M)=
 6:50 出発〜
 8:00 高千穂峰まで3Km地点(標高760M 22℃)〜
 9:00 二子石(1290M 18℃)〜
10:00 展望所(1321M 18℃)〜
11:30 高千穂峰(1574M 16℃)=待機・昼食=
13:30 出発〜
15:20 高千穂河原(975M 24℃)−
14:10 極楽温泉ー
19:00 自宅着
食事  おにぎり・漬物・めざし・みかん・飴・コーヒー・麦茶
温泉  極楽温泉 ☆☆☆☆ 300円
参加者 NO(no54)、TO(no59)、KO(m)、TA(m)、SA(m)、FU(m)、FU(w)、
HA(m)、HA(w)、KU(w)、TU(m)                  11名
 □ 迷った参加・・・
 出発3日前まで、今回の山行参加を迷っていた、というのは1週間後に全国大会(5000人規模)を控え、実行委員として最近富に忙しくなって来たからである。今まで色々な会議開催の経験はあるが、全国大会は初めてである。
 この1ヶ月で、担当部門のスタッフが150名を超え、仕事を終えての会議、リハーサルが続いている。そして、帰宅後、夜は12時過ぎまでネットを利用して作成資料を受信・送付し合っている毎日であり、気持ちに余裕がなかった。

 誘われコースは、未歩の送高千穂峰縦走コースで、以前から興味を持っていたので、忙しい時だからこそ、気分転換、ストレス解消にと、思い切って参加を3日前に決断した。
 最近はいつも、12時過ぎに寝ているので、前日早めに寝床に着いたが、寝付けず寝不足のまま出発、定刻に登山口に着く。今日も秋晴れで、山頂のすばらしい展望が期待できそうである。

 □ 一歩一歩山頂へ・・・

○御池を眼下に

○双子石までもう少し

○双子石を振り返り
 6:35登山口(霧島東神宮駐車場)に車4台で到着。今日は縦走なので、そのうち3台を下山地点に配車しておく必要があるため、スタートは1時間後となる。
 しかし、メンバーのなかの1名が81歳(KO)であるので、3名を第一陣として先にスタートした。
 15分で小休止、30分で中休憩、と一歩一歩登り始める。このコースは標高差約1100Mと急登のコースであるので、定時休憩のときに各自の脈を計測してみた。

 ◇適性な最高心拍数は  (220−年令)×0.75  だそうである。
    80才のとき 105回/分となる
    
 歩き始めて、1時間くらいまでは、3人とも心拍数は90程度であったが、その後標高750Mを超えたあたりから登り勾配がきつくなると、110回程度になったので、ピッチを落として登ることとした。これで、心拍は100回程度となる。先発隊なので、時間的に余裕があり、3人とも余裕をもって登っている。息切れもせず、脈も落ち着いている・・・・と医者になった気分であった。
 
 9:30 双子石着 20分休憩
 9:50 後発隊の到着予定時間だがまだ来ない 
      携帯電話が通じないので置手紙にみかんを乗せ出発

 後発隊の姿がなかなか見えないので、ゆっくりペースをさらに落とし、11:30に予定時間の20分前に到着する。山頂にて携帯電話をかけると、「後発メンバーの一人がダウンし、時間がかかっているので、先に昼食を済ませておくように」とリーダーの指示。食事を早めに済ませ、予備のステッキを持ち後発隊に向かう、そこではダウンしているTUさんをTA・HAがロープで引っ張り、本物の医者のSAがTUさんの脈を診ながら、3人分のバックを背負っていた。予定に2時間遅れて、5人がかりで何とか登頂できた。こんな場合には、本当に医者の存在は心強い。

 快晴で、山頂では遠くまで見通すことができ、北から東に白髪岳、市房山、石堂山と、そして南には桜島の左手にかすかに開聞岳を見ることができた。

下山は、順調に行き、約1時間遅れで、11名全員高千穂河原の駐車場に着く。

    

○桜島を背に
    登山者達

 ○可憐なリンドウ

 ○高千穂峰の逆鉾

 ○山頂上で優雅に

○赤溶岩肌を
  見つつ下山  

 □ 温泉で極楽・・・
 下山し、極楽温泉で、一風呂。時間が遅れたこともあり、そこで解散となったが、 先週は、熊本阿蘇の根子岳に登ったというTUさん、今日は特に調子が悪かったのだろうか、他人事とも思えず、山では常に最悪の場合を考えておくことが必要であると感じた一日であった。

 <参考>適性な最高心拍数は  (220−年令)×0.75  を計算すると。
    20才のとき 150回/分 となります
    30才     142
    40才     135
    50才     127
    60才     120
    70才     112
    80才     105

  「危機が起こった時のことを考えていないリーダーはリーダーではない」
                                 高坂正堯(政治学者)